当サイトの記事は、編集部が厚生労働省・文部科学省などの公的機関や、航空会社・空港会社の公式サイトの公開情報を調べて独自に執筆しています。募集要項や就航地は年度や時期によって変わることがあるため、最新の情報は各社の公式サイトで確認してください。紹介しているサービスの一部にはPRを含みます。
テレビ番組で空港のグランドスタッフの仕事ぶりを見て、かっこいいな、と思ったことはありませんか。NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」のように、仕事を深く追う番組をきっかけに、この仕事を調べ始める人もいますよね。
結論から言うと、グランドスタッフのやりがいと大変さは表と裏の関係にあります。旅客を送り出す喜びの裏には、時間に追われる場面やイレギュラーへの対応があるんです。
この記事を読むと、やりがいと大変なことの両方と、現場で求められる力、大変さへの備え方が分かります。
NHKプロフェッショナルのような番組で興味を持ったら
番組で映るのは、仕事のいちばん印象に残る場面です。毎日の仕事には、地道な確認や早朝・深夜のシフトもあります。両方を知ってから目指すと、入社後のギャップが小さくなります。
『テレビで見たあの仕事を、自分もやってみたい』という気持ちは、目指すきっかけとしてとても大切です。
ただ、番組の短い時間では、毎日の仕事の全部は伝えきれません。番組で見た場面と、日々の仕事を並べてみると、イメージがぐっと具体的になりますよ。
| 番組で印象に残りやすい場面 | その場面を支えている毎日の仕事 |
|---|---|
| 困っている旅客に、さっと声をかける | 空港内の案内や、持ち込めない物などの知識を覚える |
| 遅れた便の旅客を、笑顔で送り出す | 乗り継ぎや振り替えの確認を、チームで素早く進める |
| 飛行機が時間どおりに出発する | ゲートでの案内やアナウンスを、決まった手順で繰り返す |
| 外国人の旅客と自然に話す | 英語などの外国語を、仕事の場面に合わせて使えるよう練習する |
厚生労働省の職業情報サイト「job tag」では、グランドスタッフの仕事を、旅客が空港に着いてから飛行機に乗るまでと、飛行機が着いてから空港を出るまでのサービスだとまとめています。仕事の流れはグランドスタッフの仕事内容|カウンター・搭乗ゲートの業務を解説で詳しく紹介しています。
番組を見た後にやっておきたいこと
興味を持った気持ちが新しいうちに、少しだけ行動してみると、仕事のイメージがはっきりしてきます。
- 空港に行き、カウンターや搭乗ゲートの様子をしばらく見てみる
- 各社の採用ページで、仕事内容の紹介を読んでみる
- 気になったことや、やってみたいと思った場面をメモしておく
メモした場面は、あとで志望動機を考える時の材料にもなりますよ。
やりがいと大変なことを4つの軸で比べる
旅客対応、時間、チーム、体力の4つの軸で並べると、やりがいと大変さが同じところから生まれていることが分かります。
ここからが、この記事の中心です。グランドスタッフのやりがいと大変なことを、4つの軸で表と裏に並べてみました。
| 軸 | やりがい(表) | 大変なこと(裏) |
|---|---|---|
| 旅客対応 | 旅の始まりと終わりに立ち会い、「ありがとう」と言ってもらえる | 便の遅れや欠航の時に、不安や不満を受け止める |
| 時間 | 飛行機を時間どおりに送り出せた時の達成感 | 出発時刻が決まっているので、時間に追われる場面がある |
| チーム | カウンター・ゲート・ほかの部署と連携して1便を送り出す | 自分のミスが、ほかの人や便の出発に影響しやすい |
| 体力 | 毎日違う旅客や出来事があり、変化がある | 立ち仕事や歩くことが多く、早番・遅番の切り替えもある |

旅客対応:旅の始まりに立ち会える
カウンターは、旅客が空港で最初に話す相手になることが多い場所です。旅行や帰省、仕事の出張など、いろいろな事情の人の旅の始まりに立ち会えます。
一方で、天候の悪化などで便が遅れた日は、不安を抱えた旅客の話を受け止める場面も増えます。job tagでも、天候の悪化や災害時には緊急の対応が求められると紹介されています。
時間:決まった時刻に送り出す達成感
job tagでは、航空機が時間どおりに出発できるよう誘導することも、ゲートの大事な仕事だとされています。定時出発のための責任感が求められる仕事なんです。
例えば、出発の時刻が近づいても搭乗口に来ていない旅客がいれば、アナウンスをしたり、ほかのスタッフと連携して探したりします。全員がそろって扉が閉まった時の安心感は、この仕事ならではですね。
チーム:1便を全員で送り出す
1つの便が出発するまでには、カウンター、ゲート、手荷物、整備など、たくさんの人が関わっています。グランドスタッフは、その中で旅客と向き合う役割です。
チームで動く仕事なので、声をかけ合うことや、引き継ぎをていねいにすることが欠かせません。
早番から遅番へ仕事を引き継ぐ時も、気になる旅客や便の様子を伝え合います。一人ではなく、みんなで空港を回している感覚を持てるのも、この仕事の魅力の一つです。
体力:立ち仕事と交替制
job tagでは、立った姿勢での作業が多く、旅客の誘導などで歩くことも多いと紹介されています。始発便から最終便まで、交替制で働く仕事でもあります。
1日の流れはグランドスタッフの1日|早番・遅番のスケジュールの流れで紹介しています。
やりがいの感じ方は人それぞれ
同じ仕事でも、どこにやりがいを感じるかは人によって違います。
例えば、こんな会話を想像してみてください。
「一番うれしいのは、お客さまに名前を覚えてもらえた時かな」
「私は、遅れた便を全員で無事に送り出せた時かも」
旅客と向き合う喜びを大事にする人もいれば、チームで成し遂げる達成感を大事にする人もいます。自分はどちらに近いか考えてみると、志望動機の軸も見えてきます。
現場で求められる力
job tagでは、定時出発のための責任感、臨機応変な判断力と実行力、サービス業としてのコミュニケーション能力、親しみやすさが求められる資質として挙げられています。
『自分にもできるかな』と不安に思う方もいますよね。求められる力を、仕事の場面と合わせて見てみましょう。
| 求められる力 | 仕事のどんな場面で使うか |
|---|---|
| 責任感 | 便を時間どおりに出発させるため、手続きや案内を最後までやりきる |
| 判断力と実行力 | 遅れや欠航、乗り継ぎの変更など、予定外の出来事に対応する |
| コミュニケーション能力 | 旅客の希望を聞き取り、分かりやすく説明する |
| 親しみやすさ | 初めて空港を使う人や、困っている人が声をかけやすい雰囲気をつくる |
機械に任せられない部分が、やりがいになる
job tagによると、発券などは自動化が進んでいる一方、高齢者や車椅子の旅客のサポート、トラブルの対処など、機械に任せられない部分も多いとされています。
セルフチェックインが広がっても、人にしかできない手助けは残ります。そこにやりがいを感じる人は多いはずです。
外国語が生きる場面もある
job tagでは、外国人の旅客に応対することも多いと紹介されています。羽田では英語だけでなく、中国語や韓国語の大切さも高まっているとANAエアポートサービスの採用ページで案内されています。
覚えた言葉で旅客の困りごとを解決できた時は、大きな手ごたえになるはずです。
自分に合っているかを確かめたい方は、グランドスタッフに向いている人|チームワークなど求められる適性も読んでみてください。
大変さへの備え方
大変なことを先に知っておくと、入社後に「こんなはずじゃなかった」となりにくくなります。今からできる備えもあります。
大変なことを知ると、少し不安になりますよね。でも、前もって知っておけば、備え方を考えられます。
- 早起きや夜型の生活に、どのくらい合わせられるか考えてみる
- 立ち仕事のアルバイトなどで、体の使い方に慣れておく
- 接客のアルバイトで、困っている人への声かけを経験する
- 予定外のことが起きた時、落ち着いて優先順位を考える練習をする
- 英語の勉強を続けて、外国人の旅客との会話に備える
- 疲れた時の休み方や、気持ちの切り替え方を自分なりに見つける

入社後の研修もある
いきなり一人で何でもこなす必要はありません。JALスカイの採用ページでは、新入社員教育で半年から1年かけて基礎のスキルを身につけ、その後も業務ごとの教育やOJTがあると紹介されています。
大変さを一人で抱え込まず、研修や先輩に支えてもらいながら覚えていく仕事なんです。
番組や動画で見たイメージだけで志望動機を書くと、面接で深く聞かれた時に言葉に詰まりがちです。大変なところも含めて、自分がなぜこの仕事をしたいのかを考えておきましょう。
目指し方を知りたい方は、グランドスタッフになるには?必要な学歴・資格と進路の選び方を読んでみてください。学び方を比べたい方には、エアライン系の学校の資料を取り寄せて見比べる方法もあります。
グランドスタッフドットコム
エアライン系の学校を比べたい方へ
グランドスタッフを目指す道は、エアライン系の専門学校・短大・大学、社会人からの転職とさまざまです。自分に合う学び方を選ぶには、気になる学校の資料を取り寄せて、接客や語学の授業、空港での実習、就職の支え方を同じ目線で見比べるのが近道です。資料請求で確かめたい点と比べ方をまとめました。
無料エアライン系の学校の資料請求と比べ方を見る学科の内容や募集要項、オープンキャンパスの日程は年度で変わります。最新の情報は各学校の公式サイトで確認してください。
やりがいと大変さについてよくある相談
知恵袋などに寄せられているグランドスタッフの仕事の相談から、よくある内容を要約して答えています。
相談1 小さい頃からの憧れだけど、大変そうで迷っています
『ずっと空港で働くのが夢だったけど、大変だって聞いて不安…』という相談は、とても多く見かけます。
大変なことがあるのは本当です。ただ、それはどの仕事にもあることで、大切なのは、その大変さを自分が受け止められそうかどうかです。この記事の4つの軸の表を見て、自分が大変だと感じそうなところと、やりがいを感じそうなところに印をつけてみてください。
相談2 グランドスタッフの仕事の楽しいこと、つらいことは何ですか
楽しいことは、旅客を送り出した時の達成感や、チームで1便を出せた時の一体感だと言われることが多いです。
つらいことは、便の遅れや欠航の時の対応や、シフトによる生活リズムの変化が挙げられやすいです。どちらも、4つの軸の表に当てはめると見えやすくなりますよ。
相談3 メリットとデメリットを知ってから決めたいです
目指す前にメリットとデメリットを知っておくのは、とても良い進め方です。
例えば、家族と話す時にこんなふうに切り出してみるのも一つの方法です。
「やりがいと大変なことを並べてみたんだけど、一緒に見てくれる?」
よくある質問
NHKのプロフェッショナルでグランドスタッフの回はありますか?
この記事では、放送回の内容を公式の番組ページで確認できていないため、具体的な回は紹介していません。番組の情報は、NHKの公式サイトで確かめてみてください。
グランドスタッフのやりがいは何ですか?
旅の始まりと終わりに立ち会えること、便を時間どおりに送り出せた時の達成感、チームで1便を出す一体感などが挙げられます。
グランドスタッフの仕事で大変なことは何ですか?
便の遅れや欠航の時の対応、立ち仕事、早番と遅番の切り替えなどがあります。前もって知っておくと備えやすくなります。
やりがいを感じられるか、働く前に確かめる方法はありますか?
空港に行って仕事の様子を見たり、各社の採用ページで仕事の紹介を読んだりするのがおすすめです。接客のアルバイトで、人の役に立てた時にうれしいと感じるかを確かめるのも一つの方法です。
体力に自信がなくてもできますか?
立ち仕事や歩くことが多い仕事なので、体力はあったほうが安心です。生活リズムの整え方や休み方を工夫しながら働いている人もいます。
まとめ
- NHKのプロフェッショナルのような番組は、目指すきっかけとして大切
- やりがいと大変なことは、旅客対応・時間・チーム・体力の4つの軸で表と裏の関係
- 求められる力は、責任感・判断力と実行力・コミュニケーション能力・親しみやすさ
- 大変さは、生活リズム・体力・接客・語学の面から今のうちに備えられる
- 入社後は研修や先輩の支えの中で覚えていける
グランドスタッフの仕事の全体像は、グランドスタッフとは?空港での仕事内容・なり方をやさしく解説で紹介しています。





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