ANAのグランドスタッフになるには|採用の流れと準備

ANAのグランドスタッフになるにはどうすればよいか、採用の流れと準備を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が厚生労働省・文部科学省などの公的機関や、航空会社・空港会社の公式サイトの公開情報を調べて独自に執筆しています。募集要項や就航地は年度や時期によって変わることがあるため、最新の情報は各社の公式サイトで確認してください。紹介しているサービスの一部にはPRを含みます。

ANAのグランドスタッフになるには、何から始めればいいのか迷っていませんか。全日空の採用ページを見ても募集が見つからず、戸惑う方も多いですよね。

結論から言うと、ANAのグランドスタッフになるには、働きたい空港の「ANAグループ空港運営会社」の採用に応募するのが基本です。

この記事を読むと、採用ページで確かめる項目、選考の流れ、今からできる準備のスケジュールが分かります。

目次

ANAのグランドスタッフになるには?まず応募先を決める

先に結論

ANAの空港の仕事は、全国11か所のANAグループ空港運営会社が中心になって受け持っています。最初の一歩は「どの空港で働きたいか」を決めて、その空港の会社を探すことです。

『ANAの社員になるには、全日空に応募するんじゃないの?』と思いますよね。

実は、ANAの採用サイトでも、グランドスタッフは空港運営会社の仕事として紹介されています。羽田ならANAエアポートサービス、成田ならANA成田エアポートサービスというように、空港ごとに応募先が分かれているんです。

順番やることポイント
1働きたい空港を選ぶ羽田・成田・関西・福岡など、住める場所も含めて考える
2空港の会社を確かめるANAグループ空港運営会社か、協力会社かを見る
3会社の採用ページを読む新卒・専門新卒・既卒などの区分と応募資格を確かめる

グループの空港運営会社がない空港では、地元の協力会社がANAの空港の仕事を受け持っています。会社の一覧はANAのグランドスタッフ|働く会社・仕事内容・雇用形態で紹介しています。

応募の前に仕事の中身も知っておこう

ANAの採用サイトでは、グランドスタッフの仕事を「旅客ハンドリング」と呼んでいます。カウンター業務、搭乗ゲートの改札業務、ロビーでのお客様のサポート、ラウンジ業務などが中心です。

『カウンターに立つ仕事だけだと思っていた』という方も多いはずです。実際は、乗り継ぎの案内や到着したお客様の対応まで、空港の中を広く動く仕事なんです。

仕事の場面どんなことをするか
カウンターチェックイン、発券、手荷物の預かり
搭乗ゲート搭乗の案内やアナウンス、改札
ロビー手続きに迷っているお客様のサポート
ラウンジラウンジでの受付や接客

仕事のイメージがはっきりすると、面接で話す内容も具体的になりますよ。

ANAのグランドスタッフ入門として、まずはこの「空港から会社を探す」考え方を押さえておきましょう。

採用ページで確かめたい項目のチェック表

ここが大事なところです

同じANAグループでも、会社によって応募資格や選考の流れが少しずつ違います。応募する前に、採用ページで次の項目を1つずつ確かめておくと安心です。

公式の募集要項を確認できた会社の書き方を例にして、確かめる項目を表にしました。

確かめる項目見るポイント公式の募集要項に書かれていた例
採用区分新卒・専門新卒・既卒のどれで応募するかANAエアポートサービスは「正社員採用(新卒)」「正社員採用(専門新卒)」「正社員採用(既卒)」
学歴自分の学校が対象に入っているかANA福岡空港の新卒は「短期大学・大学・大学院を卒業見込み」
語学の目安必須か、望ましいかANA福岡空港は「TOEIC500点以上もしくは同等の語学力を有していることが望ましい」
住む場所空港の近くに住めるかANA福岡空港は「福岡空港を基点として30km圏内に居住可能」
勤務の条件シフト勤務ができるかANAエアサービス松山は「土・日・祝日問わずシフト勤務で出勤可能な方」
職種旅客サービスか、グランドハンドリングかANAエアサービス松山は旅客サービス業務とグランドハンドリング業務
研修入社後にどう学ぶかANA福岡空港は新入社員研修、階層別研修など
ANAのグランドスタッフの採用ページで確かめる7つの項目を並べたチェック表の図解

『語学の点数が足りないと応募できない?』と心配になる方もいますよね。表のとおり「望ましい」と書かれている会社が多く、羽田のANAエアポートサービスは語学の点数や資格だけで合否は決まらないとしています。

よくある失敗

受付時期を見落として、気づいたら募集が終わっていたというケースです。確認日時点では、多くの会社で新卒の募集が受付終了になっていました。気になる会社は、年度の早いうちから採用ページを見ておきましょう。

募集の内容は年度で変わるので、最新は各社の公式採用ページで確認してください。

選考の流れはどうなっている?

先に結論

公式に確認できた範囲では、エントリーシートなどの書類、適性検査、複数回の面接を組み合わせた選考が基本でした。グループディスカッションや英語の面接があるかどうかは、会社や年度で違う可能性があります。

ANAエアサービス松山の募集要項では、選考の流れが次のように書かれていました。

ANAエアサービス松山の選考の流れ
  1. 「ANAグループ空港運営会社My Page」からエントリーする
  2. エントリーシートを出し、適性検査を受ける
  3. 書類選考
  4. 一次選考(一次面接)
  5. 最終選考(最終面接)

一次選考を通った人だけが、成績証明書と卒業見込み証明書を出す流れでした。書類は早めに学校に頼んでおくと慌てずにすみますね。

学校の窓口では、こんなふうに頼んでおくとスムーズです。

「選考で成績証明書と卒業見込み証明書が必要になりそうなので、発行までの日数を教えてください」
「分かりました。申し込みの方法をご案内しますね」

ANA福岡空港の新卒の募集要項では、1次がWEB適性検査と書類選考、2次が個人面接と適性検査、最終が個人面接でした。

面接ではどんなことを聞かれる?

面接で何を聞かれるかは、公式には書かれていません。ただ、空港の仕事を選んだ理由や、その空港で働きたい理由は、話せるようにしておきたいところです。

例えば、こんなやり取りを考えておくと準備しやすいですよ。

「なぜ空港の会社を選んだのですか」
「旅行で乗り継ぎに迷った時、カウンターの方に助けてもらった経験があり、自分も同じように役に立ちたいと思いました」

選考の全体像はグランドスタッフの採用試験の流れ|エントリーから内定まで、面接の準備はグランドスタッフの面接対策|よく聞かれる質問と準備のしかたで詳しく紹介しています。

入社後の研修で学べること

『知識がないまま入社して大丈夫かな』と不安な方もいますよね。公式サイトを見ると、入社後に学ぶしくみが用意されています。

会社公式サイトに書かれていた研修や支え
ANAエアポートサービス入社から定年まで、一人ひとりの経験やスキルに応じた研修を用意。ANAグループオープンセミナーもある
ANA福岡空港新入社員研修、階層別研修、選抜型研修、公募型研修、ANAグループ各種研修
ANAエアサービス松山新入社員研修、階層別研修、TOEICや通信教育などの費用補助、メンター制度

空港の仕事の専門的な知識は、入社してから身につける部分も多いです。入社前は、学ぶ姿勢と接客の基本を大事にしておきましょう。

住む場所の準備も考えておく

グランドスタッフは、始発便の朝から最終便の夜まで交替で働きます。早番の日に電車が動いていない時間に出勤することもあるので、どこに住むかは大事なポイントです。

『実家から遠い空港を選んだら、一人暮らしになるのかな』と考える方もいますよね。ANAエアポートサービスの福利厚生には30歳未満の独身者向けの独身寮や住宅手当、ANA福岡空港には独身寮が載っていました。

住まいについて確かめること
  • 募集要項に、住む場所の条件(空港からの距離など)があるかを確かめる
  • 寮や住宅手当があるかを福利厚生の欄で確かめる
  • 早朝や深夜の通勤手段を調べておく

今からできる準備のスケジュール

先に結論

準備は「進路」「語学」「志望動機」の3つを、立場に合わせて進めると迷いにくいです。

『まだ高校生だけど、何をすればいいの?』『社会人からでも間に合う?』と、立場によって悩みは違いますよね。立場ごとの準備の目安を表にしました。

立場今のうちにやること応募の前にやること
高校生専門学校・短大・大学のどれに進むか決める。英語の勉強を続ける進学先で応募できる区分を確かめる
専門学校生・短大生・大学生働きたい空港を絞る。TOEICなどを受けて今の力を知る採用ページを見て、受付時期と応募資格を確かめる
社会人既卒・中途の区分がある会社を探す。接客の経験を言葉にする未経験者の募集かどうかを確かめる
高校生・学生・社会人の立場ごとに、ANAのグランドスタッフになるまでの準備の流れを並べた図解

高校生は進路選びがスタート

ANAグループの会社には、専門学校の卒業見込みの方を対象にした区分を分けているところがあります。一方で、短大・大学・大学院を対象にした区分もあります。

どちらの進路からでも目指せるので、学べる内容や就職の支え方を比べて選ぶのがおすすめです。エアライン系の学科がある学校の資料を並べて比べる方法は、エアライン系の専門学校・大学を資料請求で比べる方法で紹介しています。

グランドスタッフドットコム

エアライン系の学校を比べたい方へ

グランドスタッフを目指す道は、エアライン系の専門学校・短大・大学、社会人からの転職とさまざまです。自分に合う学び方を選ぶには、気になる学校の資料を取り寄せて、接客や語学の授業、空港での実習、就職の支え方を同じ目線で見比べるのが近道です。資料請求で確かめたい点と比べ方をまとめました。

無料エアライン系の学校の資料請求と比べ方を見る

学科の内容や募集要項、オープンキャンパスの日程は年度で変わります。最新の情報は各学校の公式サイトで確認してください。

社会人は中途・既卒の区分を探す

ANA成田エアポートサービスには、未経験者を対象にした中途採用の区分がありました。ANA大阪空港のキャリア採用は、空港の仕事の経験がなくても、ほかの会社で働いた経験がある人が対象でした。

どちらも確認日時点では募集が終わっていたので、次の募集の時期を採用ページでチェックしておきましょう。

語学は英語だけでなくてもいい

羽田のANAエアポートサービスは、英語だけでなく中国語や韓国語などの言語の大切さも高まっていると書いています。外国人留学生のエントリーも歓迎していました。

第二外国語を学んでいる方は、それも強みとして話せるように準備しておくといいですね。語学の準備の考え方は、TOEICの点数を上げることと、短い会話で案内する練習を組み合わせるのがおすすめです。

志望動機は空港と結びつける

志望動機は「ANAが好き」だけでは、ほかの応募者と似た内容になりがちです。

なぜその空港なのか、自分のどんな経験が仕事に生きるのかまで話せると伝わりやすくなります。書き方はグランドスタッフの志望動機の書き方|伝わる組み立て方と例を参考にしてみてください。

ANAのグランドスタッフを目指す人によくある相談

ここで取り上げる相談

Q&Aサイトでよく見かける相談から、ANAのグランドスタッフになるには何をすればいいか、に関わるものを3つ選んで答えます。

「ANAのグランドスタッフになるには、どの会社に応募すればいい?」

調べても分からない、という声がとても多い相談です。

答えは、働きたい空港のANAグループ空港運営会社です。グループの会社がない空港なら、ANAの採用サイトの協力会社一覧に載っている会社が応募先になります。例えば仙台空港は日本通運、鹿児島空港は南国交通が載っていました。

羽田ならANAエアポートサービスで、会社の特徴はANAエアポートサービスのグランドスタッフ|会社の特徴と仕事で紹介しています。

「TOEICは何点あればいい?」

ANA福岡空港の新卒の募集要項では、TOEIC500点以上か同じくらいの語学力が「望ましい」とされていました。

ただ、羽田のANAエアポートサービスは点数だけで合否は決まらないとしています。点数を上げることと、お客様と話す練習の両方を進めておくと安心です。

「グランドスタッフを目指すなら、どの大学や学部がいい?」

公式の募集要項を見る限り、学部や学科を指定していない会社があります。例えばANAエアサービス松山の新卒区分は「学部、学科、コース不問」でした。

学校名で決めるより、自分が学びたいことと、空港の仕事に向けた支えがあるかで選ぶのがおすすめです。

よくある質問

ANAのグランドスタッフになるには、資格が要りますか?

job tagでは、グランドスタッフになるのに特に学歴や資格は必要とされないと紹介されています。会社によってはTOEICなどの語学の目安が「望ましい」として書かれています。

ANAのグランドスタッフの選考には何がありますか?

公式に確認できた範囲では、エントリーシートなどの書類、適性検査、複数回の面接が基本でした。細かい流れは会社や年度で違うので、募集要項で確かめてください。

専門学校からANAのグランドスタッフを目指せますか?

専門学校の卒業見込みの方を対象にした区分を設けている会社があります。対象の学歴は会社ごとに違うので、応募したい会社の採用ページで確かめておきましょう。

社会人からANAのグランドスタッフを目指せますか?

既卒や中途の採用区分を設けている会社があります。未経験者を対象にした区分がある会社もあるので、働きたい空港の会社の採用ページで次の募集の時期を確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • ANAのグランドスタッフになるには、働きたい空港の空港運営会社に応募する
  • 採用区分・学歴・語学の目安・住む場所・勤務の条件を採用ページで確かめる
  • 選考は書類、適性検査、複数回の面接が基本
  • 準備は進路、語学、志望動機の3つを立場に合わせて進める
グランドスタッフドットコム

グランドスタッフドットコム 編集部

空港のグランドスタッフの仕事内容、なり方と進路、専門学校や大学での学び方、採用試験の準備、航空会社や空港会社ごとの違いを、公的機関と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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