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国際線のグランドスタッフに憧れているけれど、国内線と何が違うのかはっきり分からない、という方も多いですよね。
結論から言うと、国際線のグランドスタッフは国内線の仕事に加えて、パスポートやビザなど渡航に関わる書類を確かめる仕事が増えます。外国の旅客と話す場面も多く、語学や出入国の決まりの知識が求められます。
この記事では、国内線との違いを比較表で確かめながら、国際線で働くために準備しておきたいことが分かります。
国際線のグランドスタッフは何をする?
国際線のグランドスタッフも、搭乗手続き・手荷物の預かり・搭乗案内が基本の仕事です。そこに、渡航書類の確認や乗り継ぎの案内など、国をまたぐ旅ならではの仕事が加わります。
厚生労働省の職業情報サイト「job tag」では、カウンター業務の説明の中で国際線ならではの確認が紹介されています。名前の綴りがパスポートと一致しているか、パスポートの有効期限、ビザの必要性の有無などです。
国内線なら、航空券の日付や便名、氏名を確かめれば手続きを進められます。国際線では、その旅客が目的地の国に入れる状態かどうかまで、出発前に確かめておく必要があるんです。
『カウンターでパスポートを見せるのは、ただの本人確認だと思っていた』という方もいるかもしれません。実は、書類に不備があると目的地で入国できないこともあるため、とても大切な確認なんです。
国際線で使う知識は幅が広い
job tagでは、グランドスタッフが身につける知識として、国際的な航空運送のルールや、入国管理・通関・検疫などに関する知識が挙げられています。
すべてを最初から知っている必要はありません。JALスカイのFAQにも、仕事に必要な専門知識は入社後に教育を行うと書かれています。
国際線と国内線の違いを比べる
国際線と国内線の違いは、チェックインで確かめる書類、使う言葉、出入国の流れとの関わりの3つで比べるとつかみやすくなります。
ここがこの記事の中心です。国際線のグランドスタッフと国内線のグランドスタッフを、いくつかの点で比べてみました。

| 比べる点 | 国際線 | 国内線 |
|---|---|---|
| チェックインで確かめるもの | 航空券に加え、パスポートの名前の綴りや有効期限、ビザの必要性 | 航空券の日付・便名・氏名 |
| 使う言葉 | 日本語に加えて英語、空港によっては中国語や韓国語も | 日本語が中心。外国の旅客の対応で英語を使うことも |
| 出入国の流れとの関わり | 搭乗手続きのあとに保安検査と出国手続きがある流れを意識する | 搭乗手続きのあとは保安検査を通って搭乗口へ |
| 乗り継ぎの案内 | 国際線から国際線、国際線から国内線などの乗り継ぎ | 国内線どうしの乗り継ぎ |
| 勤務の時間帯 | 深夜に出発する便に合わせた勤務の例もある | 早朝から夜までの早番・遅番の例が多い |
勤務の時間帯の欄は、JALスカイのFAQに載っている勤務例をもとにしています。羽田の国内線では早番・遅番の勤務例があり、羽田の国際線では21時15分から翌朝6時までの勤務例も紹介されていました。
国際線の手続きでよくある場面
例えば、こんなやり取りがカウンターで交わされるイメージです。
「パスポートを拝見します。お名前の綴りは航空券と同じですね」
「はい。帰りの便も同じ名前で予約しています」
名前の綴りがひと文字違うだけでも、手続きを進められないことがあります。だからこそ、一つひとつを落ち着いて確かめる力が大切なんです。
- カウンターで航空券とパスポートを確かめ、搭乗券を発券する
- スーツケースなどの手荷物を預かり、預かり証を渡す
- 乗り継ぎがある旅客には、乗り継ぎ先での流れを案内する
- 搭乗ゲートで案内のアナウンスをし、優先搭乗が必要な旅客を誘導する
- 全員がそろったことを確かめ、定時の出発につなげる
流れそのものは国内線と似ていますが、1番目と3番目で確かめることが増えるのが国際線の特徴です。
到着した旅客への対応も違う
到着便の対応でも、国際線は国内線と流れが違います。到着した旅客は入国の手続きや荷物の受け取りを経て、空港の外へ出ていきます。
到着の仕事全体はグランドスタッフの到着業務で詳しく紹介しています。
羽田の国際線グランドスタッフは誰が担っている?
羽田空港の国際線は、第2ターミナルと第3ターミナルで発着しています。外国の航空会社の便は、日本のハンドリング会社が受け持っていることが多いです。
羽田空港の公式サイトでは、国際線は第2ターミナルと第3ターミナルと案内されています。国際線の航空会社一覧には、ANA・日本航空・ピーチのほか、たくさんの外国の航空会社が並んでいます。
『羽田の国際線で働きたいけど、どこに応募すればいいの?』と迷いますよね。羽田の国際線に関わる会社の例を並べてみます。
| 会社 | 公式で紹介されている羽田での仕事 |
|---|---|
| ANAエアポートサービス | 国内線・国際線の発券・搭乗手続きや搭乗ゲートなど。一部の外国の航空会社のハンドリングも受託 |
| JALスカイ | 羽田・成田でJALグループの便と、JALが受託する外国の航空会社の便の旅客サービス |
| FMG | 羽田空港第3ターミナルでの国際線のチェックイン・出発・到着業務の募集 |
| Kスカイ | 羽田空港第3ターミナルに東京空港支店があり、日本航空を始めとした各社の旅客サービス |
羽田の国際線で働くグランドスタッフは、ANAやJALのグループ会社だけでなく、こうした委託会社にもいるんです。羽田空港で働く会社の全体は羽田空港のグランドスタッフでまとめています。
募集している会社や配属先、応募資格は年度によって変わります。最新は各社の公式採用ページで確認してみてください。
外国の航空会社の便を受け持つ場合
外国の航空会社の便を担当する場合は、その航空会社の決まりに沿って手続きを進めます。スイスポートジャパンの旅客サービスの求人では、仕事内容に渡航書類の確認が入っていて、担当する航空会社は1人1〜2社と書かれていました。
外国の航空会社のグランドスタッフについては、外資系航空会社のグランドスタッフで詳しく紹介しています。
成田や地方の空港の国際線は?
成田空港では、ANA成田エアポートサービスが、ANAの国際線を中心に、受託している外国の航空会社やLCCの旅客・手荷物のチェックインを受け持っていると紹介しています。
地方の空港にも国際線はあります。例えば高松空港の四国航空は、チャイナエアラインやジンエアーなどの国際線のハンドリングを公式に挙げています。
『国際線で働けるのは羽田と成田だけ』というわけではないんですね。地元の空港に国際線があるか、一度調べてみてください。
国際線で働くために準備しておきたいこと
国際線では語学が役立つ場面が多いですが、それだけで決まるわけではありません。書類を丁寧に確かめる姿勢や、困っている旅客に落ち着いて対応する力も大切です。
『英語がペラペラでないと国際線は無理?』と不安になる方も多いはずです。
各社の語学の目安を見ると、JALスカイは英検2級かTOEIC550点程度以上を「望ましい」としています。ANAエアポートサービスのFAQでは、人物重視で選考し、語学の点数や資格だけで合否は決まらないと書かれていました。
一方で、ANAエアポートサービスは、羽田では英語だけでなく中国語や韓国語など、ほかの言葉の重要性も高まっているとしています。
- 英語で空港の案内をする簡単なフレーズに慣れておく
- 中国語や韓国語など、もう一つの言葉に触れてみる
- パスポートやビザの基本的な仕組みを知っておく
- 時差や乗り継ぎなど、海外旅行の流れを自分でも調べてみる
- 細かい確認を最後まで丁寧に続ける習慣をつける

語学の目安についてはグランドスタッフの語学力で詳しく紹介しています。
国内線の担当でも国際線の知識は役立つ
国内線の担当になっても、国際線の知識が無駄になることはありません。
ANA成田エアポートサービスは、成田の国内線業務では海外からの乗り継ぎ旅客が多いため、国際線の知識も必要だと紹介しています。ANA大阪空港も、伊丹・神戸では国際線の乗り継ぎの手続きに関する知識や語学力の重要性が増していると書いています。
国内線との違いは国内線のグランドスタッフで詳しく紹介しています。
学校で学ぶ道もある
エアライン系の専門学校や大学では、空港の業務や接客、語学をまとめて学べるところがあります。国際線を目指すなら、語学の授業や空港実習の内容を比べてみるといいですよ。
学校ごとに学べる内容は違うので、いくつかの資料を取り寄せて見比べてみてください。比べ方はエアライン系の学校を資料請求で比べる方法で紹介しています。
グランドスタッフドットコム
エアライン系の学校を比べたい方へ
グランドスタッフを目指す道は、エアライン系の専門学校・短大・大学、社会人からの転職とさまざまです。自分に合う学び方を選ぶには、気になる学校の資料を取り寄せて、接客や語学の授業、空港での実習、就職の支え方を同じ目線で見比べるのが近道です。資料請求で確かめたい点と比べ方をまとめました。
無料エアライン系の学校の資料請求と比べ方を見る学科の内容や募集要項、オープンキャンパスの日程は年度で変わります。最新の情報は各学校の公式サイトで確認してください。
国際線のグランドスタッフについてよくある相談
ここでは、国際線のグランドスタッフについて寄せられることの多い相談に答えていきます。
相談1:入社してすぐに国際線を担当できる?
「グランドスタッフは国内線と国際線で役割が違うと思うが、入社してすぐ国際線を担当する人はいるのか」という相談があります。
配属のしかたは、会社や空港によって違います。例えば国際線しかない会社や、国際線の便だけを受け持つ委託会社なら、最初から国際線に関わることになります。
国内線と国際線の両方を受け持つ会社では、基礎を身につけてから担当が広がることもあります。JALスカイは、新入社員教育で半年から1年かけて基礎のスキルを身につけると紹介しています。
相談2:国際線ではどんな言葉が必要?
「国際線のグランドスタッフには、どんな言葉が必要か」という相談もあります。
基本になるのは英語です。そのうえで、担当する航空会社や空港を利用する旅客によって、中国語や韓国語などが役立つ場面もあります。
例えば韓国の航空会社の便を受け持つ会社なら、韓国語が話せると旅客との会話がスムーズになります。JALスカイやJALスカイ大阪のFAQでも、中国語や韓国語、手話も役立つと紹介されていました。
『英語もまだ自信がないのに、ほかの言葉まで?』と焦る必要はありません。まずは英語で空港の案内ができることを目標にして、余裕があれば2つ目の言葉に触れてみるくらいで十分です。
相談3:国際線で働く魅力は?
「国内線ではなく国際線で働く魅力は何か」という相談もあります。
いろいろな国の旅客や航空会社に関われること、学んだ語学を毎日の仕事で使えることが大きな魅力です。旅の始まりの大切な場面を支えられるのも、国際線ならではのやりがいですね。
相談4:国際線の航空券が安くなる制度はある?
「ANAやJALのグランドスタッフは、福利厚生で国際線の航空券が安くなるのか」という相談もあります。
福利厚生に優待搭乗の制度を載せている会社はあります。例えばANA福岡空港は「国内・国際線搭乗優待制度」を挙げていました。
ただし、どれくらい安くなるのか、家族も使えるのかといった中身は、公式の募集要項には書かれていません。気になる場合は、説明会などで直接たずねてみるのがおすすめです。
よくある質問
国際線のグランドスタッフと国内線のグランドスタッフは何が違いますか?
国際線では、搭乗手続きのときにパスポートの名前の綴りや有効期限、ビザの必要性などを確かめる仕事が加わります。外国の旅客と話す場面も多く、語学や出入国の決まりの知識が求められます。
羽田の国際線のグランドスタッフはどこの会社に勤めていますか?
ANAエアポートサービスやJALスカイなどのグループ会社のほか、FMGやKスカイなど外国の航空会社の便を受け持つ会社もあります。最新の募集は各社の採用ページで確かめてください。
国際線のグランドスタッフに英語の資格は必要ですか?
必須としていない会社が多いですが、英検2級やTOEIC550点程度以上を望ましいとする会社があります。点数だけで合否は決まらないとしている会社もあります。
国際線のグランドスタッフは夜勤がありますか?
深夜に出発する便に合わせた勤務の例があります。勤務時間は空港や会社によって違うので、募集要項で確かめてください。
まとめ
- 国際線のグランドスタッフは、国内線の仕事に加えて渡航書類の確認が増える
- 違いは「確かめる書類」「使う言葉」「出入国の流れとの関わり」で比べると分かりやすい
- 羽田の国際線は第2・第3ターミナルで、グループ会社と委託会社の両方が関わる
- 語学の目安を示す会社は多いが、点数だけで合否は決まらないとする会社もある
- 配属のしかたは会社や空港によって違う





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