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外資系の航空会社のグランドスタッフに憧れているけれど、どこに応募すればいいのか、ネットで調べてもいまいち分からない、という方は多いですよね。
結論から言うと、外資系航空会社の日本の空港での業務は、日本のハンドリング会社や、ANA・JALのグループ会社が受け持っていることがよくあります。外資系のグランドスタッフを目指すなら、航空会社そのものより「その便を受け持つ日本の会社」を探すのが近道なんです。
この記事を読むと、外資系航空会社のグランドスタッフがどんな形で働いているかと、求められる語学力、応募先の探し方が分かります。
外資系航空会社のグランドスタッフとは?
外資系航空会社のグランドスタッフとは、日本の空港で外国の航空会社の便の搭乗手続きや搭乗案内を受け持つ人のことです。雇っている会社は、その航空会社とは別の日本の会社であることが多いです。
成田や羽田、関西などの空港には、アジア、中東、アメリカ、ヨーロッパなど、たくさんの国の航空会社が就航しています。羽田空港の国際線の航空会社一覧にも、外国の航空会社がずらりと並んでいます。
そうした便のカウンターやゲートでも、日本の空港の決まりに沿って、搭乗手続きや手荷物の預かり、搭乗案内が行われています。その仕事を受け持っているのが、外資系航空会社のグランドスタッフです。
『外資系の航空会社に入社して、日本の空港に配属されるのだと思っていた』という方も多いはずです。実は、日本の空港での業務は日本の会社に任されていることが多いんです。
仕事の中身は日系の航空会社とほぼ同じ
外資系のグランドスタッフの仕事も、カウンターでの搭乗手続き、手荷物の預かり、搭乗ゲートでの案内、到着便の対応が中心です。
例えばスイスポートジャパンの旅客サービスの求人では、仕事内容としてチェックインの受付、渡航書類の確認、到着空港での受け渡し方法の説明、VIPや車いすの旅客の対応などが挙げられていました。
国際線ならではの書類の確認などは、国際線のグランドスタッフで詳しく紹介しています。
外資系の空港業務を受け持つ2つの形
外資系航空会社の日本の空港業務は、主に、外国の航空会社を受け持つ専門のハンドリング会社か、ANAやJALのグループ会社への委託という形で行われています。
ここがこの記事の中心です。外資系航空会社の便を受け持つ形を、2つに分けて比べてみました。

| 比べる点 | 専門のハンドリング会社への委託 | 日本の大手のグループ会社による受託 |
|---|---|---|
| 雇っている会社 | スイスポートジャパン、韓進インターナショナル ジャパン、FMGなど | ANAやJALのグループの空港会社 |
| 担当する便 | 契約している外国の航空会社の便が中心 | グループの便に加えて、受託した外国の航空会社の便 |
| 1人が受け持つ航空会社 | 1人で1〜2社を受け持つ例がある | 自社グループの便とあわせて担当することも |
| 語学の求められ方 | 英語のビジネスレベルを必須にする募集もある | 英検2級やTOEIC550点程度以上を望ましいとする例 |
| 探し方 | ハンドリング会社の公式サイトの取引先や受託先を見る | グループの空港会社の受託航空会社の一覧を見る |
表の語学の欄は、公式の募集要項で確かめられた例です。会社や年度によって違うので、応募するときは最新の募集要項を確かめてみてください。
専門のハンドリング会社への委託
外国の航空会社の便を中心に受け持つ、日本のハンドリング会社があります。
スイスポートジャパンは、成田・羽田・中部・関西・福岡・那覇・新千歳に拠点を持つハンドリング会社です。
旅客サービスの求人では、担当する航空会社は1人1〜2社と書かれていました。会社の特徴はスイスポートジャパンのグランドスタッフで紹介しています。
韓進インターナショナル ジャパンは、大韓航空の関連会社として誕生した会社です。
成田では大韓航空やジンエアーのほか、エールフランス航空やKLMオランダ航空なども受託していると、公式サイトの事業紹介に載っています。詳しくは韓進インターナショナル ジャパンのグランドスタッフで紹介しています。
FMGは、成田空港に本社を置く空港業務の会社です。主要取引先として、エールフランス航空、エミレーツ航空、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、デルタ航空、ユナイテッド航空などを挙げています。
日本の大手のグループ会社による受託
ANAやJALのグループ会社も、外国の航空会社の便を受け持っています。
ANAの採用ページには、一部の空港では海外の航空会社から日本での旅客ハンドリングを受託していて、海外の旅客の対応も日常の業務だと書かれています。例えばANA関西空港は、ルフトハンザドイツ航空やユナイテッド航空、ニュージーランド航空などを受託先に挙げています。
JALスカイも、羽田・成田でJALが受託する外国の航空会社の便の旅客サービスを行っています。小松空港のJALスカイ金沢は、大韓航空や中国東方航空、香港エクスプレス航空などの旅客関連業務も行っていると紹介しています。
『ANAやJALのグループ会社に入っても、外資系の便に関われるの?』と驚く方もいるかもしれません。空港によっては、むしろ外国の航空会社の便を担当する機会が多いこともあるんです。
航空会社の日本支社が地上職を募集することも
外国の航空会社の中には、自社の公式サイトに地上職の採用ページを設けているところもあります。例えばエバー航空の公式サイトには、地上職の採用ページがあります。
ただ、日本の空港のカウンター業務まで自社の社員で行っているかどうかは、航空会社ごとに違います。気になる航空会社があれば、その航空会社の採用ページと、日本の空港の業務を受け持つ会社の両方を調べてみてください。
外資系航空会社の便を受け持つ会社の例
働きたい外資系航空会社が決まっているなら、その名前を受託先や取引先に挙げている日本の会社を探してみましょう。
ハンドリング会社の公式サイトに載っている、外国の航空会社の名前をいくつか並べてみますね。
| 会社 | 公式に名前が挙がっている外国の航空会社の例 |
|---|---|
| 韓進インターナショナル ジャパン | 大韓航空、ジンエアー、アシアナ航空、エアプサン、エールフランス航空、KLMオランダ航空 |
| FMG | エールフランス航空、エミレーツ航空、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、フィンエア |
| 関西エアポートアビエーションサービス(旧CKTS) | エア・カナダ、キャセイパシフィック航空、タイ国際航空、シンガポール航空、ターキッシュエアラインズ |
| 西鉄エアサービス | 大韓航空、チャイナエアライン、エバー航空、ベトナム航空、イベリア航空 |
| ANA関西空港 | ルフトハンザドイツ航空、スイス インターナショナル エアラインズ、ユナイテッド航空 |
取引先や受託実績の一覧には、どの空港でどの業務を受け持っているかまでは書かれていないことがよくあります。勤務地や仕事内容は、それぞれの募集要項で確かめるのが確実です。
外資系の便が多い空港
外資系の便が多いのは、成田・羽田・関西などの国際線の便が多い空港です。羽田では国際線は第2・第3ターミナルで、外国の航空会社の便を受け持つ会社の拠点が第3ターミナルにある例も多く見られます。
福岡や那覇、中部などの空港でも、外国の航空会社がたくさん就航しています。地元の空港の公式サイトで国際線の航空会社の一覧を見て、どんな会社が乗り入れているか確かめてみてください。
『外資系の便に関われるのは東京や大阪だけ』と思っていた方も、地元の空港を調べると意外な発見があるかもしれません。
地域ごとの航空会社については、中東系の航空会社のグランドスタッフ、アメリカの航空会社のグランドスタッフ、ヨーロッパ・カナダの航空会社のグランドスタッフでも紹介しています。
受け持つ航空会社や募集の内容は、契約や年度によって変わります。アシアナ航空は2026年12月17日に大韓航空と統合する予定で、ティーウェイ航空は2026年9月10日にトリニティ航空へ社名を変えました。最新は各社の公式採用ページで確認してみてください。
外資系のグランドスタッフに求められる語学力
外資系の便では、英語を使う場面がとても多くなります。担当する航空会社によっては、その国の言葉が話せると旅客との会話がよりスムーズになります。
『外資系のグランドスタッフは、英語がペラペラでないとだめ?』と不安に思う方も多いですよね。
求める語学力は、会社や募集によってかなり違います。公式の募集要項で確かめられた例を並べてみます。
| 会社 | 語学の書き方(公式の募集要項など) |
|---|---|
| スイスポートジャパン(旅客サービス) | 応募資格の必須に「英語スキル(ビジネスレベル)」 |
| JALスカイ | 英検2級、もしくはTOEIC550点程度以上の英語力が望ましい |
| ANAエアポートサービス | 人物重視で選考し、語学の点数や資格だけで合否は決まらない |
| ジェットスター・ジャパン | 英語や中国語が話せる人は大きなアドバンテージ |
専門のハンドリング会社の中には、英語の力を応募の条件に入れているところがあります。一方で、点数よりも人物を見ると書いている会社もあるんです。
英語以外の言葉も役立つ
外資系の便ならではの働き方
外資系の便を受け持つと、担当する航空会社ごとの決まりに沿って手続きを進めます。手荷物の決まりや、搭乗の案内の順番なども、航空会社によって違うことがあります。
勤務の時間帯も、担当する便によって変わります。JALスカイのFAQでは、羽田の国際線で夜から翌朝までの勤務例が紹介されていました。
雇用形態も会社ごとにさまざまです。例えばFMGの募集には、国際線のグランドスタッフの正社員(経験者限定)や、羽田空港第3ターミナルの正社員、成田や新千歳の契約社員などの募集タイトルが並んでいました。
ANAエアポートサービスのFAQでは、羽田では英語だけでなく中国語や韓国語などの言葉の重要性も高まっていると書かれています。JALスカイのFAQでも、中国語や韓国語、手話も役立つと紹介されていました。
例えば韓国の航空会社の便を受け持つなら韓国語、台湾の航空会社の便なら中国語が話せると、旅客との会話がぐっと楽になります。
カウンターで使う英語のイメージ

外資系の便のカウンターでは、こんなやり取りが英語で交わされるイメージです。
「May I see your passport, please?」
「Here you are. I’d like a window seat if possible.」
最初から難しい会話ができる必要はありません。空港でよく使う決まった言い回しを、正確にすらすら言えることが土台になります。
- 空港の手続きでよく使う英語の言い回しを覚える
- TOEICなどで、自分の今の英語力を確かめておく
- 担当したい航空会社の国の言葉に触れてみる
- 英語で道案内や説明をする練習をしておく
語学の目安についてはグランドスタッフの語学力で詳しく紹介しています。
外国籍の人がグランドスタッフとして働く場合に確かめること
外国籍の人がグランドスタッフを目指すこともできます。応募資格の中身と、日本で働くための条件の両方を、早めに確かめておくと安心です。
グランドスタッフに外国人が応募できるのか、と気になる方もいますよね。
ANAエアポートサービスのFAQでは、外国人留学生のエントリーも歓迎していると書かれています。母国の言葉と日本語、英語を使えることは、外国の旅客が多い空港で強みになる場面があります。
例えば、母国から来た旅客が日本の空港の決まりに戸惑っているとき、母国の言葉で説明できれば旅客はとても安心します。
一方で、カウンターの仕事では、日本の旅客への案内や、仲間との連絡を日本語で行う場面もたくさんあります。『日本語の敬語がまだ不安』という方は、空港でよく使う丁寧な言い回しから練習しておくといいですよ。
- 募集要項の応募資格に、国籍や日本語の力についての条件があるか
- 日本で働くためのビザなどの条件を満たしているか
- 入社後の研修や業務が日本語で行われるか
- 勤務地の空港と、住む場所の条件があるか
日本で働くための手続きは、人によって状況が違います。応募先の会社の採用担当や、通っている学校の窓口に早めに相談してみてください。

外資系のグランドスタッフを目指す人の進路
外資系のグランドスタッフを目指す人は、外国語の大学、エアライン系の専門学校や大学など、いろいろな進路から目指しています。
外資系のグランドスタッフになるには、エアライン系の学校と外国語の学校のどちらがいいのか、と迷う方も多いです。
外国語を深く学びたいなら外国語系の大学や学部、空港の仕事や接客もまとめて学びたいならエアライン系の専門学校や大学、という選び方があります。どちらが正解ということはなく、自分が何を伸ばしたいかで選ぶのがいちばんです。
- いろいろな国の航空会社のやり方に触れられる
- 学んだ語学を毎日の仕事で使える
- 国際線の知識が深まる
- 担当する航空会社ごとにルールを覚える必要がある
- 受け持つ航空会社が契約によって変わることがある
- 深夜や早朝の便に合わせた勤務がある場合も
エアライン系の学校は、学校ごとに語学の授業の量や空港実習の内容が違います。
いくつかの学校の資料を取り寄せて比べてみるのがおすすめです。比べ方はエアライン系の学校を資料請求で比べる方法でまとめています。
グランドスタッフドットコム
エアライン系の学校を比べたい方へ
グランドスタッフを目指す道は、エアライン系の専門学校・短大・大学、社会人からの転職とさまざまです。自分に合う学び方を選ぶには、気になる学校の資料を取り寄せて、接客や語学の授業、空港での実習、就職の支え方を同じ目線で見比べるのが近道です。資料請求で確かめたい点と比べ方をまとめました。
無料エアライン系の学校の資料請求と比べ方を見る学科の内容や募集要項、オープンキャンパスの日程は年度で変わります。最新の情報は各学校の公式サイトで確認してください。
外資系のグランドスタッフについてよくある相談
ここでは、外資系航空会社のグランドスタッフについて寄せられることの多い相談に答えていきます。
相談1:外資系航空会社のグランドスタッフになるにはどう調べる?
「外資系航空会社のグランドスタッフになりたいが、ネットで調べてもいまいち分からない」という相談があります。
分かりにくい理由は、航空会社の名前で検索しても、募集元の会社が出てこないことが多いからです。まずは働きたい航空会社を決め、その便を受け持つ日本の会社を探してみてください。
ハンドリング会社の公式サイトの取引先の一覧や、ANA・JALのグループ会社の受託航空会社の一覧が手がかりになります。雇われ方の違いはグランドスタッフはどこの会社に勤める?で詳しく紹介しています。
相談2:外資系でも乗り遅れそうな旅客を探し回る?
「外資系の航空会社でも、グランドスタッフが乗り遅れそうな旅客を探して空港内を回っているのか」という相談もあります。
job tagでは、グランドスタッフは航空機が時間どおりに出発できるよう旅客を誘導すると紹介されています。これは日系でも外資系でも同じ役目です。
具体的にどこまで探しに行くかは、航空会社の決まりや空港の状況によって違います。担当する航空会社のやり方に沿って動く、と考えておくといいですよ。
相談3:エアライン科と外国語の学校、どちらに進む人が多い?
「外資系のCAやグランドスタッフになるなら、エアライン科と外国語の専門学校や大学、どちらに進む人が多いか」という相談もあります。
どちらの進路から目指す人もいて、どちらが多いかを示す公式の数字は見当たりません。大切なのは、語学力と接客の力の両方を、在学中にどう伸ばすかです。
気になる学校があれば、オープンキャンパスで卒業生の進路や、語学の授業の中身を聞いてみてください。
相談4:海外の空港で働くことはできる?
「外資系の会社に入って、海外の空港で働くことはあるのか」という相談もあります。
日本の会社でも、海外の空港で働く道がある場合があります。
ANAの採用ページには、海外の空港でANA国際線の現地のハンドリングを担当する社員もいると書かれています。JALスカイのFAQでも、適性や希望によって海外の空港で勤務する場合があると紹介されていました。
海外で働く道については、海外でグランドスタッフとして働くにはで詳しく紹介しています。
よくある質問
外資系航空会社のグランドスタッフはどこの会社に勤めていますか?
外国の航空会社の便を受け持つ日本のハンドリング会社や、ANA・JALのグループ会社に勤めていることが多いです。航空会社と空港の組み合わせで、受け持つ会社が変わります。
外資系のグランドスタッフに必要な語学力はどのくらいですか?
会社や募集によって違います。英語のビジネスレベルを応募の必須条件にする募集もあれば、英検2級やTOEIC550点程度以上を望ましいとする会社や、点数だけで合否は決まらないとする会社もあります。
グランドスタッフに外国人は応募できますか?
外国人留学生のエントリーを歓迎している会社もあります。応募資格の条件と、日本で働くための条件を、応募先の会社に確かめてください。
外資系のグランドスタッフは1人で何社の航空会社を担当しますか?
会社によって違います。例えばスイスポートジャパンの旅客サービスの求人では、担当する航空会社は1人1〜2社と書かれていました。
外資系航空会社の便の担当になるには、ANAやJALのグループ会社でもいいですか?
ANAやJALのグループ会社も、空港によっては外国の航空会社の便を受託しています。受託している航空会社は会社の公式サイトで確かめてみてください。
まとめ
- 外資系航空会社の日本の空港業務は、日本の会社が受け持っていることが多い
- 受け持つ形は、専門のハンドリング会社への委託と、日本の大手のグループ会社による受託
- 応募先は、働きたい航空会社の名前を受託先や取引先に挙げている会社から探す
- 語学は英語が土台で、航空会社の国の言葉も役立つ。求める程度は会社によって違う
- 外国籍の人は、応募資格と日本で働くための条件を早めに確かめる





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