当サイトの記事は、編集部が厚生労働省・文部科学省などの公的機関や、航空会社・空港会社の公式サイトの公開情報を調べて独自に執筆しています。募集要項や就航地は年度や時期によって変わることがあるため、最新の情報は各社の公式サイトで確認してください。紹介しているサービスの一部にはPRを含みます。
エールフランスのグランドスタッフに憧れているけれど、フランス語ができないと無理なのかな、と迷っている方は多いですよね。
結論から言うと、ヨーロッパやカナダの航空会社の日本の空港での業務は、日本のハンドリング会社が受け持っていることがよくあります。仕事の土台は英語で、そのうえでほかの言葉が役立つというイメージです。
この記事を読むと、エールフランスなど5社が日本のどの空港に就航しているかと、応募先の探し方、語学の準備の考え方が分かります。
ヨーロッパ・カナダの航空会社のグランドスタッフとは?
日本の空港でヨーロッパやカナダの航空会社の便を担当する人の多くは、その航空会社とは別の日本の会社に雇われています。応募先は、その便を受け持つ会社です。
成田や羽田には、フランス、ドイツ、フィンランド、北欧、カナダなど、たくさんの国の航空会社が乗り入れています。
その便のカウンターやゲートで、搭乗手続きや手荷物の預かり、搭乗の案内をするのがグランドスタッフの仕事です。仕事の中身は、日系の航空会社の国際線とほぼ同じなんです。
『ヨーロッパの航空会社に入社して日本に配属されるのかと思っていた』という方も多いはずです。実は、日本の空港の業務は日本の会社に任されていることが多いんですよ。
グランドスタッフの仕事の全体像はグランドスタッフとは?で紹介しています。
5社は日本のどの空港に就航している?
エールフランス、ルフトハンザ、フィンエアー、スカンジナビア航空(SAS)、エア・カナダの5社について、公式の情報で確かめられた日本の就航空港をまとめました。
ここがこの記事の中心です。同じヨーロッパ系でも、乗り入れている空港はかなり違います。

| 航空会社 | 公式に確認できた日本の空港 | 確認できたポイント |
|---|---|---|
| エールフランス | 成田、羽田 | 成田は第1ターミナル北ウイング |
| ルフトハンザ | 羽田、関西 | 羽田からフランクフルトとミュンヘン、関西からミュンヘン |
| フィンエアー | 成田、羽田、中部、関西 | 4空港からヨーロッパへ |
| スカンジナビア航空(SAS) | 羽田、成田 | 2024年9月にスカイチームへ加盟 |
| エア・カナダ | 成田、羽田、関西、新千歳 | 関西は夏、新千歳は冬の季節便 |
表は、確認日時点で公式の情報から確かめられた分だけです。路線は季節や年度で変わるので、最新は各社の公式サイトで見てみてください。
エールフランス
エールフランスは、成田空港では第1ターミナルの北ウイングに入っていて、KLMオランダ航空とのコードシェアと注記されています。羽田の国際線の航空会社一覧にも載っています。
関西空港については、公式サイトの本文を確認できませんでした。エールフランスのグランドスタッフを目指すなら、まずは成田と羽田が候補になります。
ルフトハンザ
ルフトハンザの日本路線の案内(2026年4月1日更新)では、羽田からフランクフルトとミュンヘン、関西からミュンヘンへの便が運航中です。中部とフランクフルトを結ぶ便は運休中と書かれていました。
同じページには、グループのスイス インターナショナル エアラインズ(成田とチューリッヒ)、オーストリア航空(成田とウィーン)も運航中と載っています。
フィンエアー
フィンエアーは、成田・羽田・中部・関西の4空港からヨーロッパへ飛んでいます。公式の案内では、日本からは合計で週28便です。
羽田は第3ターミナルのLカウンター、中部は第1ターミナルのI・Jカウンターなど、空港ごとのカウンターも公式に案内されています。一部の便は日本航空が運航していて、JALのカウンターで手続きをするそうです。
スカンジナビア航空(SAS)
SASは、羽田の国際線の航空会社一覧と、成田の第1ターミナル北ウイングに載っています。SASの日本向けページでは、日本の就航都市は東京だけでした。
2024年9月1日には、スターアライアンスからスカイチームへ移っています。古い情報では提携関係が違って書かれていることがあるので、気をつけてみてください。
エア・カナダ
エア・カナダは、成田と羽田は一年を通して、関西は夏の季節便で運航しています。2026年12月17日からは、バンクーバーと札幌(新千歳)を結ぶ冬の季節便も始まる予定です。
エアカナダのグランドスタッフを目指すなら、東京のほか、季節によって大阪や札幌に便がある点も知っておくとよさそうです。
空港業務を受け持つ会社はどう確かめる?
空港の公式の航空会社一覧には、業務を受け持つ会社の欄がありません。ハンドリング会社の公式サイトで、取引先や受託先に航空会社の名前があるかを見ていきます。
公式サイトで確かめられた範囲をまとめると、次のとおりです。
| 航空会社 | 公式サイトに名前が挙がっていた日本の会社 |
|---|---|
| エールフランス | 韓進インターナショナル ジャパン(成田)、エコーパートナーズ(成田)、FMG、関西エアポートアビエーションサービス |
| ルフトハンザ | FMG、ANA関西空港 |
| フィンエアー | FMG、関西エアポートアビエーションサービス |
| スカンジナビア航空(SAS) | 公式情報では確認できず |
| エア・カナダ | 関西エアポートアビエーションサービス |
関西エアポートアビエーションサービスは、2026年4月にCKTSから社名を変えた会社です。FMGや関西エアポートアビエーションサービスの一覧には、どの空港で何を受け持っているかまでは書かれていません。
『エールフランスの名前が4社も出てくるのはなぜ?』と思いますよね。空港や業務によって受け持つ会社が分かれていることがあるので、勤務地と業務は募集要項で確かめるのが確実です。
ANAやJALのグループ会社が受け持つことも
ハンドリング専門の会社だけでなく、日本の大手航空会社のグループ会社が受け持つ例もあります。
例えばANA関西空港は、受託航空会社としてルフトハンザドイツ航空やスイス インターナショナル エアラインズの名前を公式サイトに挙げています。
『ANAのグループ会社に入ったら、ANAの便しか担当しないのでは?』と思う方もいますよね。空港によっては、外国の航空会社の便を受け持つ機会もあるんです。
- 空港の公式サイトで、その航空会社がどの空港に就航しているかを確かめる
- ハンドリング会社の公式サイトで、取引先や受託先にその航空会社があるかを見る
- 採用ページで、勤務地と担当する業務(旅客か貨物か)を確かめる
- 見つからない時は、航空会社の公式サイトの採用ページも見てみる
それぞれの会社の特徴は、韓進インターナショナル ジャパンのグランドスタッフや空港ごとのハンドリング会社で紹介しています。
受け持つ航空会社や募集の内容は、契約や年度によって変わります。最新は各社の公式採用ページで確認してみてください。
フランス語やドイツ語は必要?語学の考え方
ヨーロッパやカナダの便では、旅客との会話も手続きの言葉も英語が中心です。フランス語などは、話せると会話がぐっと楽になる「プラスの力」と考えるとよいでしょう。
『フランス語を話せないとエールフランスでは働けない?』と不安になる方もいるはずです。
公式に確かめられた募集の例では、語学の条件は英語で書かれていることが多くあります。例えばスイスポートジャパンの旅客サービスの募集では、応募資格の必須に「英語スキル(ビジネスレベル)」とありました。

カウンターでは、例えばこんなやり取りが英語で交わされます。
「Your connecting flight in Paris leaves from another terminal.」
「Oh, thank you. How much time do I have?」
ヨーロッパ行きの便は、現地の空港で乗り継ぐ旅客も多いです。乗り継ぎの案内を英語で正確に伝えられると、旅客の安心につながります。
- 空港の手続きでよく使う英語の言い回しを正確に覚える
- 乗り継ぎや手荷物の決まりを英語で説明する練習をする
- フランス語など興味のある言葉は、あいさつと短い案内から始める
- TOEICなどで、今の英語力を数字で把握しておく
国際線の便ならではの働き方
厚生労働省のjob tagでは、グランドスタッフは始発便から最終便まで交替制で働き、夜勤をすることもあると紹介されています。
国際線の便は、出発の時間帯が便ごとにさまざまです。担当する便によって勤務の時間帯が変わるので、募集要項の勤務時間の欄は見ておきましょう。
天候などで便が遅れると、乗り継ぎの便に間に合わない旅客の案内も必要になります。大変な場面ですが、落ち着いて英語で説明できた時は大きな手応えになりますよ。
語学の目安はグランドスタッフの語学力で詳しく紹介しています。
ヨーロッパ・カナダの航空会社についてよくある相談
ヨーロッパやカナダの航空会社で働きたい方から寄せられることの多い相談に答えていきます。
相談1:英語のほかに学ぶなら、中国語とフランス語のどちらがいい?
「グランドスタッフに有利な外国語は英語と何か。中国語とフランス語で迷っている」という相談があります。
どちらが正解ということはなく、働きたい航空会社や空港で考えるのがおすすめです。ヨーロッパ系の便を担当したいならフランス語、アジアの便が多い空港なら中国語が役立つ場面が増えます。
ただ、どの便を担当するかは会社の配属で決まることが多いです。まずは英語をしっかり固めて、そのうえで好きな言葉を伸ばすと無理がありません。
相談2:フランスに語学研修に行った経験は生かせる?
「フランスで約1年の語学研修を終えた大学生。来年の就職活動で生かせる仕事を探している」という相談もありました。
現地で暮らした経験は、外国の旅客の気持ちを想像できる力として生きてきます。面接では、語学の点数だけでなく、現地で困った時にどう動いたかを具体的に話せると伝わりやすいです。
エールフランスなどの便を受け持つ会社を、この記事の表から探してみてください。
相談3:社会人からでもヨーロッパ系の航空会社を目指せる?
「商社の営業として働いているが、グランドスタッフをあきらめられず転職を考えている」という相談もあります。
ハンドリング会社の中には、中途採用や経験者向けの募集を出しているところがあります。営業で身につけた調整の力や英語でのやり取りは、空港の仕事でも生かせますよ。
学び直しから考えたい方は、資料請求で学校を比べる方法も参考にしてみてください。
グランドスタッフドットコム
エアライン系の学校を比べたい方へ
グランドスタッフを目指す道は、エアライン系の専門学校・短大・大学、社会人からの転職とさまざまです。自分に合う学び方を選ぶには、気になる学校の資料を取り寄せて、接客や語学の授業、空港での実習、就職の支え方を同じ目線で見比べるのが近道です。資料請求で確かめたい点と比べ方をまとめました。
無料エアライン系の学校の資料請求と比べ方を見る学科の内容や募集要項、オープンキャンパスの日程は年度で変わります。最新の情報は各学校の公式サイトで確認してください。
よくある質問
エールフランスのグランドスタッフになるにはフランス語が必要ですか?
公式に確かめられた募集の例では、語学の条件は英語で書かれていることが多いです。フランス語は話せると旅客との会話が楽になるプラスの力と考えるとよいでしょう。
ルフトハンザのグランドスタッフはどこの会社で働いていますか?
公式サイトで確かめられた範囲では、FMGの主要取引先やANA関西空港の受託航空会社にルフトハンザの名前があります。空港ごとの担当は募集要項で確かめてみてください。
フィンエアーのグランドスタッフはどの空港で働けますか?
フィンエアーは成田・羽田・中部・関西の4空港に就航しています。受け持つ会社は空港ごとに違うことがあるので、勤務地は募集要項で確かめるのが確実です。
SASやエアカナダのグランドスタッフの求人はどう探せばいいですか?
SASの便を受け持つ会社は公式情報で確かめられませんでした。エア・カナダは関西エアポートアビエーションサービスの実績に名前があります。ハンドリング会社の採用ページを見てみてください。
未経験からでもヨーロッパ系の航空会社の便を担当できますか?
未経験の人を対象にした募集もあります。例えばスイスポートジャパンには「未経験者歓迎」の旅客サービスの募集があり、英語のビジネスレベルの力が必須とされていました。
まとめ
- ヨーロッパ・カナダの航空会社の便は、日本のハンドリング会社が受け持つことが多い
- エールフランスは成田と羽田、フィンエアーは4空港に就航
- ルフトハンザは羽田と関西、エア・カナダは季節便で関西や新千歳にも
- 応募先は、ハンドリング会社の取引先や受託先から探す
- 語学は英語が土台、その国の言葉はプラスの力





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