当サイトの記事は、編集部が厚生労働省・文部科学省などの公的機関や、航空会社・空港会社の公式サイトの公開情報を調べて独自に執筆しています。募集要項や就航地は年度や時期によって変わることがあるため、最新の情報は各社の公式サイトで確認してください。紹介しているサービスの一部にはPRを含みます。
空港のカウンターで働く姿に憧れて、グランドスタッフを目指したい高校生の方も多いはずです。でも、今から何をすればいいのか分からないですよね。
結論から言うと、高校生のうちにやっておきたいのは「進学先を決めること」「英語を続けること」「人と接する経験を積むこと」の3つです。
この記事を読むと、学年ごとの準備と、学校選びで確かめたい点が分かります。
高校生からグランドスタッフになれる?まず知っておきたいこと
仕事そのものに必須の学歴や資格はありません。ただ、新卒の募集要項では短大・専門学校・大学などを卒業見込みの人を対象にしている例が多く、高校卒業後に進学してから応募する流れが一般的です。
『高校を出てすぐに空港で働けないの?』と思う方もいますよね。
厚生労働省の職業情報サイト「job tag」では、空港グランドスタッフは「入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない」と書かれています。
一方で、実際の新卒の募集要項を見ると、応募できる学歴が決まっていることがほとんどなんです。
| 会社(新卒の例) | 募集要項に書かれている学歴 |
|---|---|
| JALスカイ(メインベースコース) | 大学院・4年制大学・短期大学・専門学校・高等専門学校 |
| ANA福岡空港 | 短期大学・大学・大学院を卒業見込み |
| ANAエアサービス松山(専門学生向けの例) | 専門学校を卒業見込み |
| AIRDO(特定地上職) | 4年制大学・大学院・短期大学・専門学校(1年課程を除く) |
会社によっては、専門学校が対象に入っていない募集もあります。
募集の内容は年度で変わるので、最新は各社の公式採用ページで確認してみてください。
仕事の全体像はグランドスタッフとはでまとめています。
高校生のうちに身につけておきたい3つの力
グランドスタッフに求められるのは、英語・人と接する力・時間を守る責任感です。どれも高校生のうちから少しずつ伸ばせます。
job tag には、求められる資質として「定時出発のための責任感」「臨機応変に応対する判断力と実行力」「コミュニケーション能力」「親しみやすさ」が挙げられています。
『特別なことをしないといけないのかな』と身構えなくても大丈夫です。実は、毎日の学校生活の中で育てられる力ばかりなんですよ。
英語は「続けること」が大事
国際線では、外国から来たお客さまの搭乗手続きをします。パスポートの名前の綴りや有効期限を確かめる場面もあります。
新卒の募集要項では「英検2級、もしくはTOEIC550点程度以上が望ましい」(JALスカイ)のように、目安が示されることがあります。
高校生のうちは、英検で一歩ずつ上を目指すのが取り組みやすいですね。語学の詳しい話はグランドスタッフの語学力で紹介しています。
人と接する経験を積む
カウンターでは、初めて飛行機に乗る人や、急いでいる人など、いろいろなお客さまに応対します。
部活動の後輩への声かけや、文化祭の受付、アルバイトの接客などは、そのまま話せる経験になります。
時間を守る習慣をつける
飛行機は決まった時間に出発します。ゲートでは、お客さまを時間どおりに案内して送り出すのが大事な役目です。
遅刻をしない、提出物の期限を守るといった毎日の積み重ねが、この仕事の土台になります。
落ち着いて切り替える力も育てておく
空港では、天候が悪い日に便が遅れたり、欠航になったりすることがあります。job tag にも、悪天候や災害時には緊急の対応が求められると書かれています。
そんな時、困っているお客さまに落ち着いて声をかけられる人は頼りにされます。
例えば、文化祭の当日に段取りが変わった時、慌てずに周りと相談して動けた経験はありませんか。そうした場面を思い出してメモしておくと、進学や就職の面接でも話しやすくなりますよ。
高1・高2・高3でやっておきたいこと
高1は興味を広げる時期、高2は進路を絞る時期、高3は出願と準備の時期です。全部を一度にやろうとしなくて大丈夫です。
『結局、いつ何をすればいいの?』というのがいちばん知りたいところですよね。学年ごとに分けてみました。
| 学年 | 英語 | 人と接する経験 | 進路選び |
|---|---|---|---|
| 高1 | 英検を受けて今の力を知る | 部活動や委員会で役割を持つ | 空港の仕事を調べて興味を広げる |
| 高2 | 一つ上の級に挑戦する | 文化祭の受付や案内役を引き受ける | 大学と専門学校の違いを比べる |
| 高3 | 学んだ英語を話す練習も足す | 面接で話せる経験を書き出す | 資料を取り寄せて出願先を決める |

高1は興味を広げる時期
まずは空港へ行って、カウンターや搭乗ゲートの様子を見てみるのがおすすめです。
例えば、家族旅行で空港を使う時に、チェックインから搭乗までの流れを意識して見てみてください。誰がどんな案内をしているか、それだけで仕事のイメージがぐっと具体的になります。
高2は進路を絞る時期
高2の夏から冬は、オープンキャンパスに行きやすい時期です。
大学の外国語系や観光系の学部、専門学校のエアライン系の学科など、候補をいくつか挙げて比べてみましょう。
オープンキャンパスでは、授業の様子だけでなく「卒業生がどんな空港の仕事に就いているか」も聞いてみてください。学校の雰囲気と卒業後の道の両方が見えてくると、進路をぐっと絞りやすくなります。
英語は、高2のうちに英検の級を一つ上げておくと、高3で受験勉強と並べても負担が軽くなりますよ。
高3は出願と準備の時期
高3になったら、出願先を決めて準備を進めます。
- 気になる学校の資料をまとめて取り寄せる
- オープンキャンパスで在校生や先生に質問する
- 学費や通学時間を保護者と一緒に確かめる
- 出願の時期と入試の方法を確認する
- 面接がある場合は、志望理由を言葉にしておく
大学と専門学校、どちらに進む?
専門学校は空港の仕事に必要な知識を短い期間で学べます。大学は語学や教養を広く学べます。どちらからでもグランドスタッフを目指せます。
ここは、いちばん迷うところですよね。
文部科学省によると、専門学校の修業年限は1年以上(2年が多い)、大学は4年、短期大学は2〜3年です。
- 空港の業務やマナーを実践的に学べる
- 2年で卒業する学科が多い
- 同じ目標の仲間と学べる
- 語学や教養をじっくり4年学べる
- 航空以外の就職先も考えやすい
- 空港の業務は自分で調べて補う
注意したいのは、会社によって応募できる学歴が違う点です。先ほどの表のように、専門学校が対象外の募集もあるので、気になる会社の募集要項はチェックしておきましょう。
詳しい比べ方は大学と専門学校どっちから目指すかで、学科の選び方はグランドスタッフの専門学校で紹介しています。
学校選びで確かめたい点
- 空港や航空会社の仕事を学ぶ授業があるか
- 英語や第二外国語を学べる時間がどのくらいあるか
- 就職活動の支援がどのように行われているか
- 卒業までに何年かかるか
- 通学時間や一人暮らしの必要があるか
学校ごとの違いは、パンフレットを並べて比べるとよく分かります。複数の学校の資料をまとめて取り寄せる方法は、エアライン系の学校を資料請求で比べる方法でまとめました。
グランドスタッフドットコム
エアライン系の学校を比べたい方へ
グランドスタッフを目指す道は、エアライン系の専門学校・短大・大学、社会人からの転職とさまざまです。自分に合う学び方を選ぶには、気になる学校の資料を取り寄せて、接客や語学の授業、空港での実習、就職の支え方を同じ目線で見比べるのが近道です。資料請求で確かめたい点と比べ方をまとめました。
無料エアライン系の学校の資料請求と比べ方を見る学科の内容や募集要項、オープンキャンパスの日程は年度で変わります。最新の情報は各学校の公式サイトで確認してください。
保護者と進路を話す時のポイント
保護者の方は、仕事の内容や働き方、学費を気にしていることが多いです。憧れだけでなく、調べた事実を一緒に見せると話が進みやすくなります。
『親に反対されたらどうしよう』と不安な方もいるかもしれません。
実は、保護者の方が心配しているのは、仕事の中身がよく分からないことだったりします。
話す前に準備しておくこと
例えば、こんな伝え方をしてみてください。
「空港のカウンターで、お客さまの搭乗手続きをする仕事なんだ。シフト制で、朝早い日も夜遅い日もあるみたい」
job tag では、始発便が出る朝から最終便が着く夜遅くまで交替制で勤務し、休日も交替でとると書かれています。
大変な面も知ったうえで目指していると伝わると、保護者の方も安心しやすいですよ。
- 仕事の内容と働き方(シフト・休日)
- 候補の学校で学べることと卒業までの年数
- 学費と通学にかかる費用
- 卒業後の就職先の考え方
保護者の方へ
お子さんが航空の道を目指したいと言い出した時は、まず一緒に空港の仕事を調べてみてはいかがでしょうか。
入学後の学び方や就職の支援は学校によって違うので、資料を並べて比べるのがおすすめです。

話し合いの場では、お子さんの「なぜこの仕事なのか」を聞いてみてください。きっかけを言葉にすることは、そのまま進学先や就職先での志望理由の準備にもなります。
『まだ高校生だから早いかな』と思わなくて大丈夫です。早めに家族で話しておくと、出願の時期に慌てずにすみますよ。
高校生から寄せられるよくある相談
高校生からの相談は、大学か専門学校か、どの学科に進むか、休みが取れるかに集まっています。
Yahoo!知恵袋などで多い相談を、要約して答えてみます。
大学に進むか、エアライン系の専門学校に進むか迷っている
高3の方からとても多い相談です。
どちらからでもグランドスタッフを目指せます。大事なのは、行きたい会社の募集要項で、自分が進む学校の種類が応募の対象に入っているかを確かめることです。
そのうえで、2年で集中して学びたいなら専門学校、語学や教養を4年かけて学びたいなら大学、と考えると選びやすくなりますよ。
外国語学部の中で、国際系と英米系のどちらがいい?
高1から外国語学部を考えている方の相談です。
どちらの学科でなければいけない、という決まりはありません。英語を深めたいのか、ほかの国の言葉や文化も学びたいのかで選んでみてください。
羽田空港の会社では、英語だけでなく中国語や韓国語の重要性も高まっていると公式に書かれています。
趣味のイベントの日に休みが取れるか心配
シフト勤務のため、土日や祝日も交替で働きます。
その分、平日に休みがとれる日もあります。休みの希望の出し方は会社ごとに違うので、説明会などで聞いてみるといいですね。
ここで紹介した相談は、質問の内容を要約したものです。答えは公式の情報をもとに書いています。
よくある質問
高校卒業後すぐにグランドスタッフとして就職できますか?
仕事そのものに必須の学歴はありません。ただ、確認できた新卒の募集要項は、短大・専門学校・大学などを卒業見込みの人を対象にしたものが中心です。高卒での応募を考える場合は、各社の公式採用ページで応募資格を確かめてみてください。
高校生のうちに取っておくといい資格はありますか?
必須の資格はありません。英語の目安が募集要項に書かれることがあるので、英検で少しずつ上の級を目指しておくと、進学後の学習にもつながります。
文系と理系、どちらを選べばいいですか?
どちらでなければいけない決まりはありません。進学したい学部や学科の入試科目に合わせて選ぶのが現実的です。
高校生でもできる空港の仕事体験はありますか?
まずは空港へ行き、カウンターやゲートの様子を見るだけでも学びがあります。進学先の候補の学校のオープンキャンパスで、空港の仕事について聞いてみるのもおすすめです。
まとめ
- 仕事に必須の学歴はないが、新卒の募集は短大・専門学校・大学などの卒業見込みが中心
- 高校生のうちは英語・人と接する経験・時間を守る習慣を育てる
- 高1は興味を広げ、高2で進路を絞り、高3で出願と準備をする
- 大学と専門学校は、学びたい年数と内容で選ぶ
- 保護者とは、仕事の内容や働き方を調べたうえで話す





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