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いつか海外の空港でグランドスタッフとして働いてみたい、と考えている方もいますよね。でも、何から調べればいいのか、日本人でもなれるのか、分からないことだらけだと思います。
結論から言うと、グランドスタッフとして海外に関わる道は大きく3つあります。日本の会社に入って海外の空港へ出る道、日本の空港で海外の航空会社を担当する道、海外で現地採用を目指す道です。
この記事を読むと、3つの道の違いと、それぞれで確かめたい条件、公式情報の探し方が分かります。
海外でグランドスタッフとして働く道は3つ
いきなり海外の空港に応募するだけが道ではありません。日本の航空会社グループに入って海外の空港を目指す道や、日本の空港で海外の航空会社の便を受け持つ道もあります。
『海外でグランドスタッフになるには、海外の空港に直接応募するしかないの?』と思う方も多いはずです。
実は、日本の空港会社の中にも、海外の空港で働く社員がいる会社があります。3つの道を表で比べてみました。
| 道 | どんな働き方か | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| 1 日本の会社から海外の空港へ | 日本の航空会社グループの空港会社に入り、経験を積んでから海外の空港で働く | 海外勤務の機会があるか。入社後すぐではなく適性や希望による |
| 2 日本の空港で海外の航空会社を担当 | 日本の空港で、外国の航空会社のチェックインや搭乗口を受け持つ | どの航空会社を受け持つ会社か。語学の条件 |
| 3 海外で現地採用を目指す | 海外の空港や航空会社、ハンドリング会社に現地で応募する | その国で働く許可(ビザ)、語学、応募の方法 |

どの道にも良さがあります。自分がどれくらい海外で暮らしたいのか、まず日本で経験を積みたいのかで考えると選びやすくなりますよ。
3つの道をどう選ぶ?
『結局、どの道がいいの?』と迷いますよね。暮らし方や準備のしやすさで比べると、自分に合う道が見えてきます。
| 比べる点 | 日本の会社から海外へ | 日本の空港で海外の航空会社 | 現地採用 |
|---|---|---|---|
| 暮らす場所 | 最初は日本 | 日本 | 海外 |
| 応募のしかた | 日本の新卒・既卒の採用 | 日本の会社の採用 | 現地の会社に直接 |
| 自分で用意すること | 経験と、海外勤務への希望 | 語学力 | 働く許可、語学力、生活の準備 |
| 海外で働けるか | 適性や希望しだい | 日本での勤務が中心 | 採用されれば現地で働く |
学生の方なら、まずは日本の会社に入って国際線の経験を積む道が始めやすいはずです。社会人で語学に自信がある方は、日本の空港で海外の航空会社を受け持つ会社も候補に入れてみてください。
日本の会社から海外の空港へ出る道
ANAやJALのグループ会社の公式サイトには、海外の空港で働く社員がいることが書かれています。入社してすぐではなく、経験や適性、希望をふまえて海外の空港で働く形です。
ANAの採用サイトでは、海外の空港でANA国際線の現地ハンドリングを担当する社員もいる、と紹介されています。
JALスカイのよくある質問では、入社時は羽田空港・成田空港での勤務が原則で、その後に本人の適性や希望をふまえて海外の空港で勤務する場合がある、と書かれています。
JALスカイで紹介されている海外の空港の例
JALスカイのよくある質問には、これまで社員が活躍してきた海外の空港として、次の都市が挙げられていました。
| 地域 | 公式のよくある質問に挙がっていた都市 |
|---|---|
| 北米・グアム | ニューヨーク、グアム |
| ヨーロッパ | パリ、フランクフルト |
| アジア | バンコク、シンガポール、クアラルンプール、上海、香港 |
『入社したら、すぐ海外に行けるの?』と期待する方もいるかもしれません。ただ、公式の書き方はあくまで「勤務する場合があります」なので、海外勤務を約束するものではない点は知っておきましょう。
JAL本体の業務企画職という道も
日本航空本体の新卒の事務系総合職である業務企画職は、勤務地が国内・海外の各事業所とされています。カウンターのグランドスタッフとは別の採用ですが、空港を含む現場を経験してから幅広く働く道です。
違いはJALのグランドスタッフになるには|採用の流れと業務企画職との違いで紹介しています。
日本の空港で海外の航空会社を担当する道
日本の空港には、海外の航空会社の便のチェックインや搭乗口を受け持つ会社がいくつもあります。日本に住みながら、毎日海外のお客様や海外の航空会社と関われる道です。
『海外の航空会社で働きたいけど、日本を離れるのは不安』という方もいますよね。そんな方には、この道が現実的な選択肢になります。
| 会社 | 公式サイトで確認できた内容 |
|---|---|
| スイスポートジャパン | 旅客サービスで担当する航空会社は1人1社から2社。応募資格の必須に英語スキル(ビジネスレベル) |
| FMG | 国際線グランドスタッフの募集で、外資系航空会社のチェックイン業務・搭乗口業務・到着業務など |
| 韓進インターナショナルジャパン | 大韓航空・ジンエアーなどのハンドリングを主に行う会社 |
| ANAやJALのグループ会社 | 一部の空港で、海外の航空会社の旅客ハンドリングを受託 |
ANAの採用サイトでは、一部の空港で海外の航空会社から日本での旅客ハンドリングを受託していて、海外のお客様の対応も日常の業務だと書かれています。
外資系の航空会社の便を受け持つ働き方は外資系航空会社のグランドスタッフ|働き方と求められる語学力、国際線の仕事の特徴は国際線のグランドスタッフ|国内線との違いと求められることで紹介しています。
地方の空港でも海外の航空会社に関われる
海外の航空会社の便は、成田や羽田、関西だけではありません。例えばANA新千歳空港は、国際線でエバー航空、中国国際航空、タイ国際航空、アシアナ航空、深セン航空を受託していると公式サイトに書いています。
JALスカイ金沢も、小松空港で大韓航空などの旅客関連の業務を行っていると紹介されています。『地元の空港で働きながら、海外のお客様とも関わりたい』という方は、その空港の会社がどの航空会社を受託しているかを調べてみてください。
日本の空港で国際線の経験を積んでおくと、将来海外を目指す時にも話せる経験が増えます。まずは国内で国際線に関わる、という順番も一つの考え方です。グランドスタッフの経験を生かした次の一歩は、元グランドスタッフのキャリア|経験を生かせる仕事と次の一歩でも紹介しています。
海外の空港で現地採用を目指す時に確かめること
海外の空港や航空会社に現地で応募する場合、その国で働くための許可(ビザ)が大前提になります。条件は国ごとに違うので、その国の大使館など公式の情報で確かめましょう。
『語学ができれば、海外の空港で働けるのかな』と思うかもしれません。実は、語学より先に確かめたいのが、その国で働いてよい立場かどうかなんです。
- その国で働くための許可(ビザ)の条件を、大使館など公式の情報で確かめる
- 応募先の空港や航空会社、ハンドリング会社の公式の採用ページを探す
- 求められる語学(英語や現地の言葉)の条件を読む
- 日本の学歴や職歴がどう扱われるかを確かめる
- 住む場所や生活費の見通しを立てる

観光などで滞在している間は、その国で働けないことが一般的です。滞在の目的や期間によって働けるかどうかが変わるので、思い込みで動かず、公式の情報を確かめてから応募しましょう。
公式情報の探し方
求人サイトや個人のブログは、情報が古いこともあります。まずは公式の情報から当たるのがおすすめです。
- 働きたい国の大使館の公式サイトで、働くための許可の種類と条件を調べる
- 働きたい空港の公式サイトで、就航している航空会社を確かめる
- 航空会社やハンドリング会社の公式サイトの採用ページを探す
- 応募資格の語学や学歴の条件を読む
海外を目指すなら語学と経験の準備を
どの道を選んでも、語学は大きな武器になります。日本の会社でも、英語の目安を書いているところや、英語以外の言語の大切さを書いているところがあります。
日本の会社の募集要項で確認できた語学の書き方を並べてみました。
| 会社 | 公式に書かれていた語学の目安 |
|---|---|
| JALスカイ | 英検2級、もしくはTOEIC550点程度以上の英語力が望ましい |
| ANA福岡空港 | TOEIC500点以上もしくは同等の語学力が望ましい |
| ANAエアポートサービス | 語学の点数や資格だけで合否は決まらない。英語に加え中国語や韓国語なども大切に |
| スイスポートジャパン | 旅客サービスの応募資格の必須に英語スキル(ビジネスレベル) |
job tagでも、国際線のカウンターでは、パスポートの名前の綴りや有効期限、ビザが要るかどうかなどを確かめると紹介されています。入国管理や通関、検疫に関する知識も、身につけておきたい知識として挙がっています。
国際線ならではの仕事の知識
国際線のカウンターでは、例えばこんなやり取りがあります。
「May I see your passport, please?(パスポートを拝見できますか)」
「Here you are. Do I need a visa for my destination?(どうぞ。行き先でビザは要りますか)」
ビザの要否の確認は、job tagでも国際線のカウンター業務として紹介されています。
job tagでは、乗り継ぎのお客様を案内する「トランジット業務」も、グランドスタッフの仕事として紹介されています。飛行機への持ち込み制限や、国際的な航空運送のルールの知識も必要です。
『語学さえできれば大丈夫』と思われがちですが、こうした知識は入社後の研修や現場で身につけていく部分も多いです。まずは語学と接客の基本を固めておくと、どの道でも生きてきます。
語学の伸ばし方はグランドスタッフの語学力|英語・韓国語・フランス語はどこまで必要?で紹介しています。
進路から準備したい人へ
これから進路を選ぶ方は、語学に力を入れて学べる学校や、エアライン系の学科がある学校を比べてみるのもおすすめです。資料を取り寄せて並べると、語学の授業や留学の機会の違いが見えやすくなります。
比べ方はエアライン系の専門学校・大学を資料請求で比べる方法で紹介しています。募集の内容は年度で変わるので、最新は各社の公式採用ページで確認してください。
グランドスタッフドットコム
エアライン系の学校を比べたい方へ
グランドスタッフを目指す道は、エアライン系の専門学校・短大・大学、社会人からの転職とさまざまです。自分に合う学び方を選ぶには、気になる学校の資料を取り寄せて、接客や語学の授業、空港での実習、就職の支え方を同じ目線で見比べるのが近道です。資料請求で確かめたい点と比べ方をまとめました。
無料エアライン系の学校の資料請求と比べ方を見る学科の内容や募集要項、オープンキャンパスの日程は年度で変わります。最新の情報は各学校の公式サイトで確認してください。
海外で働きたい人によくある相談
Q&Aサイトでよく見かける相談から、グランドスタッフとして海外で働きたい方に役立つものを3つ選んで答えます。
「日本人が海外の空港でグランドスタッフになるのは難しい?」
簡単とは言えませんが、道がないわけではありません。
現地で応募するなら、まず働く許可の条件をクリアする必要があります。日本の会社に入って経験を積み、海外の空港で働く機会を目指す道もあるので、両方を比べてみてください。
「海外に移住して、現地の空港でグランドスタッフとして働ける?」
『移住したら、そのまま空港で働けるかな』と考える方もいますよね。
働けるかどうかは、その国での滞在の資格や働く許可しだいです。大使館などの公式の情報で条件を確かめ、そのうえで現地の空港や航空会社の採用ページを探す順番がおすすめです。
「外資系の会社に入って、日本の空港に配属されることはある?」
日本の空港には、海外の航空会社の便を受け持つ会社があります。スイスポートジャパンは、成田・羽田・中部・関西・福岡・那覇のいずれかに配属される旅客サービスの募集を出していました。
日本に住みながら海外の航空会社と関われる道なので、まずはここから考えるのも一つの方法です。
よくある質問
グランドスタッフとして海外で働くには、どんな道がありますか?
日本の航空会社グループに入って海外の空港を目指す道、日本の空港で海外の航空会社を担当する道、海外で現地採用を目指す道の3つが考えられます。
日本の会社に入れば海外の空港で働けますか?
JALスカイでは、適性や希望をふまえて海外の空港で勤務する場合があると書かれています。ANAでも海外の空港で現地ハンドリングを担当する社員がいます。ただし、海外勤務が約束されているわけではありません。
海外空港のグランドスタッフに必要な語学はどのくらいですか?
国や会社によって違います。日本の会社では、英検2級やTOEICの点数を目安として書いている会社が多く、英語以外の言語の大切さを書いている会社もあります。
日本でグランドスタッフを経験してから海外を目指すのは遠回りですか?
遠回りとは限りません。日本の空港で国際線や海外の航空会社の便を受け持った経験は、海外の空港を目指す時にも話せる経験になります。経験をどう次につなげるかも、早めに考えておくと安心です。
まとめ
- 海外に関わる道は、日本の会社から海外へ、日本の空港で海外の航空会社を担当、現地採用の3つ
- JALスカイやANAのグループ会社には、海外の空港で働く社員がいる
- 現地採用は、その国で働く許可(ビザ)の確認が大前提
- 情報は大使館や空港、航空会社の公式サイトから探す
- 語学と国際線の経験が、どの道でも武器になる





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