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LCCのグランドスタッフに興味があるけれど、大手の航空会社と何が違うのか、どこに応募すればいいのか分からない、という方は多いですよね。
結論から言うと、LCCのグランドスタッフも、搭乗手続きや搭乗案内が基本の仕事です。
ただ、料金の仕組みや手荷物の決まりが大手と違うため、カウンターで説明することや確かめることに特徴があります。働く会社も、航空会社の自社採用と委託会社に分かれます。
この記事を読むと、LCCと大手の違いがグランドスタッフの仕事にどう出るかと、LCCの空港業務を誰が受け持っているかの確かめ方が分かります。
LCCのグランドスタッフはどんな仕事?
LCCのグランドスタッフの仕事は、搭乗手続き・手荷物の預かり・搭乗案内と、大手と同じ流れです。違いが出るのは、旅客に説明するルールの中身と、時間どおりに出発させるための段取りです。
LCCは、ローコストキャリアの略で、運賃を抑えた航空会社のことです。日本の空港では、Peachやジェットスター・ジャパンのほか、韓国やアジアの国々のLCCもたくさん就航しています。
厚生労働省の職業情報サイト「job tag」では、グランドスタッフの仕事はカウンター業務とゲート業務に分けて紹介されています。これはLCCでも大手でも変わりません。
『LCCのグランドスタッフは、大手とまったく別の仕事なの?』と思う方もいるはずです。実は、仕事の骨組みは同じで、そこに乗る「ルール」が違うと考えると分かりやすいんです。
LCCと大手航空会社の違いが仕事にどう出るか
LCCと大手の違いは、この4つの点で比べるとつかみやすくなります。それぞれが、グランドスタッフの仕事の中身に影響します。
ここがこの記事の中心です。LCCと大手(フルサービスの航空会社)の違いを、グランドスタッフの仕事への出方とあわせて表にしました。

| 比べる点 | LCCで多い形 | 大手で多い形 | グランドスタッフの仕事への出方 |
|---|---|---|---|
| 料金の仕組み | 運賃を抑え、必要なサービスを選んで追加する形が多い | サービスが運賃に含まれていることが多い | 追加のサービスや料金について説明する場面が増えやすい |
| 手荷物の扱い | 預ける荷物や重さに決まりがあり、選んだ内容によって変わる | 決まった範囲なら運賃の中で預けられることが多い | 手荷物の重さや個数を確かめる場面が多い |
| 自動化 | 自分で手続きする仕組みを広く取り入れている会社が多い | 自動化も進みつつ、有人のカウンターも多い | 機械の使い方を案内し、困っている旅客を手伝う |
| 運営会社 | 自社採用のほか、大手のグループ会社や委託会社が受け持つ | グループ会社が受け持つことが多い | 雇用元が航空会社とは違うことが多い |
料金や手荷物の細かい決まりは、航空会社ごと、運賃の種類ごとに違います。表は一般的な傾向として見てください。
手荷物の重さを確かめる仕事
LCCのカウンターでは、手荷物の重さを計る場面が多くあります。例えば成田空港のエコーパートナーズは、パート・アルバイトの区分に、Peachの手荷物計測などを行う「グランドスタッフ補助」を設けていました。
カウンターでは、こんなやり取りが交わされるイメージです。
「お預けのスーツケース、重さを計らせていただきますね」
「旅行のおみやげを入れたので、少し重いかもしれません」
決まりを伝えるときは、旅客が納得できるように、理由とあわせて丁寧に説明することが大切です。
自動化と、人にしかできない仕事
job tagでは、発券に関してはセルフチェックインが広がっていると紹介されています。LCCに限らず、自分で手続きする仕組みは空港全体で増えています。
それでも、job tagには、高齢者や車椅子の旅客のサポート、トラブルのときの対処など、機械に任せられない部分も多いと書かれています。機械の前で迷っている旅客に声をかけるのも、LCCのグランドスタッフの大事な仕事なんです。
LCCのグランドスタッフに向いている人
LCCのカウンターでは、決まりを守りながら、相手の気持ちにも寄り添う場面が続きます。こんな人は、LCCの仕事のテンポに合いやすいですよ。
- 決まりを分かりやすい言葉で説明するのが得意
- 相手が困った顔をしていたら、自分から声をかけられる
- 時間どおりに物事を進めることにやりがいを感じる
- 新しい機械や仕組みに抵抗なく慣れられる
- 国内外のいろいろな旅客と話すのが好き
『決まりを伝えるのは気まずそう』と感じる方もいるかもしれません。
でも、先に分かりやすく伝えておくことで、旅客が困らずに済む場面はたくさんあります。言い方を工夫できる人ほど、旅客から感謝される仕事なんです。
LCCの空港業務は誰が受け持っている?
LCCのグランドスタッフは、航空会社が自社で採用している場合と、大手のグループ会社や委託会社が受け持っている場合があります。空港によっても違います。
『LCCで働きたいなら、LCCの採用ページを見ればいいの?』と考えますよね。実は、それだけでは見つからないこともあるんです。
| 航空会社 | 空港の旅客業務の担い手(公式の掲載) |
|---|---|
| Peach | 新卒の職種区分にグランドスタッフ職はなし。ANA関西空港、ANA成田エアポートサービス、ANA新千歳空港、ANA中部空港、ANA福岡空港が受託先に掲載 |
| ジェットスター・ジャパン | 成田・関西の国内線・国際線でカスタマーサービスオフィサーを自社で募集。高松空港では四国航空がハンドリング |
| 韓国のLCC(ジンエアー・エアプサンなど) | 韓進インターナショナル ジャパンがハンドリングを主に行っていると紹介。ジンエアーは高松で四国航空も |
| そのほかのLCC | 西鉄エアサービスの受託実績にスプリング・ジャパンや春秋航空、タイガーエア台湾など |
Peachは大手のグループ会社が受け持つ
PeachはANAホールディングスの全額出資の航空会社で、関西空港を起点にしています。2027年新卒の職種には総合職や客室乗務員などがあり、グランドスタッフ職の新卒募集は載っていませんでした。
空港の業務は、ANAグループの空港会社が受託先として名前を挙げています。例えばANA関西空港は、2012年10月に第2ターミナルでPeachのハンドリングを始めたと沿革に書いています。
Peachの便に関わりたいなら、各空港のANAグループの空港会社の採用を調べることになります。詳しくはPeachのグランドスタッフで紹介しています。
ジェットスター・ジャパンは自社で募集
ジェットスター・ジャパンは、成田国際空港と関西国際空港の国内線・国際線で、チェックインや搭乗を担う「カスタマーサービスオフィサー」を自社で募集しています。採用ページでは、航空業界の経験は不要とし、英語や中国語が話せる人は大きなアドバンテージになると書かれていました。
なお、ジェットスター・ジャパンは2027年7月に新しいブランドへ移る予定と発表しています。
社名やブランド名が変わる可能性があるので、応募の時期には最新の情報を確かめてみてください。詳しくはジェットスターのグランドスタッフで紹介しています。
韓国のLCCは日本のハンドリング会社が受け持つ
韓国のLCCの日本の空港での業務は、日本のハンドリング会社が受け持っていることが多いです。韓進インターナショナル ジャパンは、大韓航空・ジンエアー・アシアナ航空・エアプサンのハンドリングを主に行っている会社と紹介しています。
ジンエアー・エアプサン・エアソウルは統合に向けて準備中です。
ティーウェイ航空は2026年9月10日にトリニティ航空へ社名を変えました。韓国のLCCについては韓国LCCのグランドスタッフで詳しく紹介しています。
受け持つ会社や募集の内容は、契約や年度によって変わります。最新は各社の公式採用ページで確認してみてください。
LCCの空港業務の担い手を確かめる方法
LCCの採用ページにグランドスタッフの募集が見当たらないときは、空港の業務を受託している会社を探してみましょう。

- 働きたいLCCと、働きたい空港を決める
- そのLCCの採用ページに、空港の旅客の仕事の募集があるかを見る
- 見当たらなければ、空港会社やハンドリング会社の公式サイトで受託先や取引先を探す
- 見つかった会社の募集要項で、勤務地と仕事内容を確かめる
ハンドリング会社の取引先の一覧には、どの空港で何の業務を受け持っているかまでは書かれていないことがあります。勤務地の欄で、働きたい空港が入っているかを確かめるのが確実です。
雇われ方の違いはグランドスタッフはどこの会社に勤める?で詳しく紹介しています。
グランドスタッフドットコム
エアライン系の学校を比べたい方へ
グランドスタッフを目指す道は、エアライン系の専門学校・短大・大学、社会人からの転職とさまざまです。自分に合う学び方を選ぶには、気になる学校の資料を取り寄せて、接客や語学の授業、空港での実習、就職の支え方を同じ目線で見比べるのが近道です。資料請求で確かめたい点と比べ方をまとめました。
無料エアライン系の学校の資料請求と比べ方を見る学科の内容や募集要項、オープンキャンパスの日程は年度で変わります。最新の情報は各学校の公式サイトで確認してください。
LCCのグランドスタッフについてよくある相談
ここでは、LCCのグランドスタッフについて寄せられることの多い相談に答えていきます。
相談1:韓国のLCCのグランドスタッフになるには?
「韓国のLCCのグランドスタッフになるには、どこに応募すればいいのか」という相談があります。
まずは、働きたい航空会社の便を、日本のどの会社が受け持っているかを調べてみてください。韓進インターナショナル ジャパンのように、韓国の航空会社のハンドリングを主に行っている会社の採用ページが入り口になります。
韓国語が話せると旅客との会話で役立ちますが、どの程度の語学力を求めるかは会社や募集によって違います。募集要項の応募資格の欄を確かめてみましょう。
相談2:LCCのグランドスタッフは対応が違う?
「LCCのグランドスタッフには、大手のような対応は期待できないのか」という相談もあります。
LCCは料金の仕組みが違うので、サービスの範囲も大手とは違います。ただ、安全に、時間どおりに旅客を送り出すというグランドスタッフの役目は同じです。
ルールを分かりやすく伝え、困っている旅客を手伝うことは、LCCのグランドスタッフにとっても大切な仕事です。
例えば、手荷物の重さが決まりを超えていたときも、ただ断るのではなく、どうすれば手続きを進められるかを一緒に考えます。そうした一つひとつの対応が、旅客の安心につながっていくんです。
相談3:TOEICの点数が目安より低くても大丈夫?
「LCCを含めた航空会社のグランドスタッフに求められるTOEICの点数より、自分の点数が低い」という相談もあります。
多くの会社は、語学の点数を「望ましい」という書き方で示していて、必須とはしていません。ANAエアポートサービスのように、点数や資格だけで合否は決まらないと書いている会社もあります。
点数を少しずつ上げながら、接客の経験や人柄を伝えられるように準備しておきましょう。国内線のグランドスタッフの英語の目安は国内線のグランドスタッフでも紹介しています。
よくある質問
LCCのグランドスタッフと大手航空会社のグランドスタッフの違いは何ですか?
搭乗手続きや搭乗案内など、基本の仕事は同じです。LCCでは料金の仕組みや手荷物の決まりが違うため、追加のサービスの説明や手荷物の重さの確認などの場面が多くなりやすいです。
LCCのグランドスタッフはどこの会社に勤めていますか?
航空会社が自社で採用している場合と、大手のグループ会社やハンドリング会社が受け持っている場合があります。例えばPeachの空港業務は、ANAグループの空港会社が受託先として名前を挙げています。
ジェットスター・ジャパンのグランドスタッフは自社採用ですか?
成田国際空港と関西国際空港では、カスタマーサービスオフィサーを自社で募集しています。ほかの空港では別の会社が受け持っていることがあります。
LCCのグランドスタッフに語学力は必要ですか?
国際線や外国の旅客に対応する場面があるため、英語などの語学力は役立ちます。求める程度は会社や募集によって違うので、募集要項で確かめてください。
まとめ
- LCCのグランドスタッフも、搭乗手続きと搭乗案内が基本の仕事
- 料金の仕組み・手荷物・自動化・運営会社の違いが、仕事の中身に出る
- 手荷物の重さの確認や、追加のサービスの説明が多くなりやすい
- 担い手は自社採用・大手のグループ会社・委託会社に分かれる
- 採用ページで見つからなければ、受託している会社からたどる





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